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向井理&松下奈緒、水木さんと涙の別れ「奥様のこといつまでも見守ってください」

 昨年11月30日に多臓器不全のため亡くなった水木しげるさん(享年・93)の『お別れの会』が1月31日、東京・青山葬儀所でしめやかに営まれた。弔問に訪れた俳優の向井理と、女優の松下奈緒が報道陣の取材に応じた。NHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』(2010年)で水木さん夫婦役を演じた2人は、時折目に涙を浮かべながら水木さんを偲んだ。

水木しげるさんの『お別れの会』に出席した『ゲゲゲの女房』夫婦の松下奈緒&向井理 (C)ORICON NewS inc.

水木しげるさんの『お別れの会』に出席した『ゲゲゲの女房』夫婦の松下奈緒&向井理 (C)ORICON NewS inc.

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 向井は「本当に不死身のような人だと思っていたので、一報を聞いた時に信じられなかった」といい「今もこうやって会に参加してるんですけど、どこかに漂ってるんじゃないかという水木さんの雰囲気を感じている」と天を仰いだ。『ゲゲゲの女房』の撮影開始直前に、水木さんから「好きなようにやりなさい」と優しい言葉をかけられたことを思い出し「自分が抱えてきた不安がその一言で吹き飛んだ。いろんなことを包み込んでくれる人だった」としみじみ話した。

 一方、松下も妻の武良布枝さんに「どんなお言葉をかけていいかわからなかった」と心境を明かし「水木先生がどこからか、大好きな奥様のことを見てくださっているんじゃないかなと思うと、涙が出そうでしたけどこらえることができました」と目を潤ませた。「作品の中で、すてきなご夫婦を演じさせていただいた」と感謝を伝えながら「どこにいらっしゃっても、大好きな漫画と奥様のことをいつまでも見守っていてください」と天国の水木さんに語りかけていた。

 水木さんは1922年、鳥取県境港市生まれ。太平洋戦争時、激戦地であるラバウルに出征、爆撃を受け左腕を失うも復員後紙芝居画家となり、その後、貸本漫画家に転向。代表作に『河童の三平』『悪魔くん』など。1991年に紫綬褒章、2003年に旭日小綬章などを受章。2010年には文化功労者にも選ばれている。この日は、浅野忠信ウエンツ瑛士中川翔子香川照之ら多くの著名人がお別れの会に訪れた。

関連写真

  • 水木しげるさんの『お別れの会』に出席した『ゲゲゲの女房』夫婦の松下奈緒&向井理 (C)ORICON NewS inc.
  • テーマは『丸い輪の世界』。水木しげるさんの祭壇 (C)ORICON NewS inc.
  • 水木しげるさんの『お別れの会』に出席した野沢雅子 (C)ORICON NewS inc.
  • 水木しげるさんの『お別れの会』に出席した中川翔子 (C)ORICON NewS inc.
  • 水木しげるさんの『お別れの会』に出席したウエンツ瑛士 (C)ORICON NewS inc.
  • 水木しげるさんの『お別れの会』に出席した浅野忠信 (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)発起人の作家・京極夏彦氏、妻・水木布枝さん、発起人代表の作家・荒俣宏氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 祭壇の前には「妖怪ポスト」 (C)ORICON NewS inc.
  • 水木しげるさんの祭壇 (C)ORICON NewS inc.
  • 水木しげるさんの祭壇 (C)ORICON NewS inc.
  • 水木しげるさんの祭壇 (C)ORICON NewS inc.
  • 水木しげるさんの『お別れの会』に出席した松下奈緒 (C)ORICON NewS inc.

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