昨年12月の東京・日本武道館公演をもって解散したTHE BOOMのボーカル宮沢和史とタレントの光岡ディオンの長男、宮沢氷魚(みやざわ・ひお 21)が、男性ファッション誌『MEN’S NON-NO』10月号(集英社)で“30代目メンノンモデル”としてデビューした。184センチの身長と透き通るような眼、地毛だという薄茶色の髪でひと際、目を引く彼に、芸能界入りのきっかけや両親について語った。
◆芸能界入りを両親には反対されなかった
――まずは、この世界に入ろうと思ったきっかけを教えていただけますか?
【宮沢氷魚】 やっぱり両親が2人とも芸能活動をしていて、子供の頃から、その姿を見ていたからだと思います。でも、子供のときは、仕事で両親が家にいないことが多かったので、それがすごく嫌だったんです。だから、絶対に芸能の仕事なんてしたくないって思っていたんですが、中学、高校くらいから、だんだん人前に立つ仕事ってすごいなって思い始めて。ファンの方もいて、ずっと応援してくれてるわけですからね。それで徐々に興味を持つようになって、最初は高校を卒業したら芸能界に入ろうと思っていたんです。ただ、海外に留学したい気持ちも強かったので、とりあえずアメリカに留学して、そこから今の事務所(レプロエンタテインメント)に履歴書を送りました。
――芸能界に入りたいということは、ご両親には相談しましたか?
【宮沢】 履歴書を送るとき、お母さんにはスカイプで“どうしようかな?”って相談しました。そうしたら「いいんじゃない。頑張りなよ」って言ってくれたので送ったんです。お父さんに言ったのは、レプロとの面談後。まだ所属はする前だったんですが、「面談に行ってきたんだけど」って報告したら「おお、やるのか?」って(笑)。
――特に反対はされずに?
【宮沢】 はい。でも、これは今でも言われるんですが、そのときも「厳しい世界だから頑張れよ。舐めたらヤバイよ」とは言われました。この間、盛岡で仕事をしたんですが、そのときは“謙虚に、礼儀正しく”っていうメールをもらいました。そういうメールはオーディションの前にも毎回送ってくれます。
◆音楽という選択肢は最初からなかった
――芸能界を目指すとき、その選択肢の中にお父様と同じ音楽はなかったんですか?
【宮沢】 なかったです。音楽は好きですし、楽器も小学校から高校までトロンボーンをやっていたんですね。今でもギターと三線は少し弾くんですけど、音楽は、違うかなって思って。トロンボーンも始めたときから、趣味でやるのはいいけど、ずっと続けたいとは思っていなかったので、音楽という選択肢は最初からなかったです。芸能の仕事をするなら、音楽とは違うジャンルでと思っていました。
――今後、もし歌手で、というようなオファーがあったらどうしますか?
【宮沢】 僕、声が低いんですよ。お父さんも地声は結構低いので、お父さんの曲ならなんとか歌えるんですけど、ちょっと高いと無理ですね。でも、何にでもトライはしてみたいので、オファーが来たら考えます。
――やはりご両親が芸能界で活躍なさっていると、2世タレントとか親の七光りと言われる可能性もありますよね。それに関しては、どう思っていますか?
【宮沢】 最初にそう言われるのは仕方ないと思っています。でも、自分に実力があれば、たぶん徐々にそういうことはなくなるはず。だから、スタートは親の名前や力を少し借りることになるかもしれないですが、そこから成長して、いつかは自分ひとりでやっていけるように努力したいです。
◆長いこと一線でやれているお父さんを本当に尊敬しています
――『MEN’S NON-NO』の専属モデルに決定し、まずはモデルとして芸能活動をスタートさせることになりましたが、モデルを選んだのは、どうしてですか?
【宮沢】 そもそも芸能活動って、どういうところから始めればいいのかがわからなかったんです。わからないまま履歴書を送ったんですが、面談をするうちに、やっぱり何の経験もない僕が始められるとしたらモデルからかなと思って。だから、まずはモデルとして頑張って経験を積みつつ、他のジャンルにもチャレンジして行きたいです。そうやって自分は何に向いているのかを見つけたら、ゆくゆくは俳優など、いろんなジャンルで仕事をしたいです。
――俳優で目標にしていたり、憧れたりしている方はいらっしゃいますか?
【宮沢】 『MEN’S NON-NO』の先輩なんですが、阿部寛さんの作品はだいだい観てますし、瑛太さんも好きです。
――共演してみたい俳優さんはいますか?
【宮沢】 一度はお父さんとしてみたいです。
――ミュージックビデオに出るのは?
【宮沢】 ああ、それもいいですね。せっかく同じ芸能界にいるので、どんな形でもいいので、お父さんと共演してみたいとは思っています。
――氷魚さん自身は、これから芸能人としてスタートを切るわけですが、ゆくゆくこういう存在になりたいというような目標にしている芸能人はいらっしゃいますか?
【宮沢】 やっぱりお父さんですね。いろんな仕事ができるところもすごいし、ずっと仕事を続けられるところもすごいと思う。自分もできるだけ長くやっていきたいというのが目標なので、人気があって、長いこと一線でやれているお父さんを本当に尊敬しています。
――現時点で不安なこと、逆に楽しみにしていることはありますか?
【宮沢】 全く経験がなくてゼロからのスタートなので、不安ですね。でも、それと同時にゼロからということは上達するしかない。だから、何でも吸収して、どんどん成長していくのがすごく楽しみです。
(文:高橋栄理子)
◆芸能界入りを両親には反対されなかった
――まずは、この世界に入ろうと思ったきっかけを教えていただけますか?
【宮沢氷魚】 やっぱり両親が2人とも芸能活動をしていて、子供の頃から、その姿を見ていたからだと思います。でも、子供のときは、仕事で両親が家にいないことが多かったので、それがすごく嫌だったんです。だから、絶対に芸能の仕事なんてしたくないって思っていたんですが、中学、高校くらいから、だんだん人前に立つ仕事ってすごいなって思い始めて。ファンの方もいて、ずっと応援してくれてるわけですからね。それで徐々に興味を持つようになって、最初は高校を卒業したら芸能界に入ろうと思っていたんです。ただ、海外に留学したい気持ちも強かったので、とりあえずアメリカに留学して、そこから今の事務所(レプロエンタテインメント)に履歴書を送りました。
――芸能界に入りたいということは、ご両親には相談しましたか?
【宮沢】 履歴書を送るとき、お母さんにはスカイプで“どうしようかな?”って相談しました。そうしたら「いいんじゃない。頑張りなよ」って言ってくれたので送ったんです。お父さんに言ったのは、レプロとの面談後。まだ所属はする前だったんですが、「面談に行ってきたんだけど」って報告したら「おお、やるのか?」って(笑)。
――特に反対はされずに?
【宮沢】 はい。でも、これは今でも言われるんですが、そのときも「厳しい世界だから頑張れよ。舐めたらヤバイよ」とは言われました。この間、盛岡で仕事をしたんですが、そのときは“謙虚に、礼儀正しく”っていうメールをもらいました。そういうメールはオーディションの前にも毎回送ってくれます。
◆音楽という選択肢は最初からなかった
――芸能界を目指すとき、その選択肢の中にお父様と同じ音楽はなかったんですか?
【宮沢】 なかったです。音楽は好きですし、楽器も小学校から高校までトロンボーンをやっていたんですね。今でもギターと三線は少し弾くんですけど、音楽は、違うかなって思って。トロンボーンも始めたときから、趣味でやるのはいいけど、ずっと続けたいとは思っていなかったので、音楽という選択肢は最初からなかったです。芸能の仕事をするなら、音楽とは違うジャンルでと思っていました。
――今後、もし歌手で、というようなオファーがあったらどうしますか?
【宮沢】 僕、声が低いんですよ。お父さんも地声は結構低いので、お父さんの曲ならなんとか歌えるんですけど、ちょっと高いと無理ですね。でも、何にでもトライはしてみたいので、オファーが来たら考えます。
――やはりご両親が芸能界で活躍なさっていると、2世タレントとか親の七光りと言われる可能性もありますよね。それに関しては、どう思っていますか?
【宮沢】 最初にそう言われるのは仕方ないと思っています。でも、自分に実力があれば、たぶん徐々にそういうことはなくなるはず。だから、スタートは親の名前や力を少し借りることになるかもしれないですが、そこから成長して、いつかは自分ひとりでやっていけるように努力したいです。
◆長いこと一線でやれているお父さんを本当に尊敬しています
――『MEN’S NON-NO』の専属モデルに決定し、まずはモデルとして芸能活動をスタートさせることになりましたが、モデルを選んだのは、どうしてですか?
【宮沢】 そもそも芸能活動って、どういうところから始めればいいのかがわからなかったんです。わからないまま履歴書を送ったんですが、面談をするうちに、やっぱり何の経験もない僕が始められるとしたらモデルからかなと思って。だから、まずはモデルとして頑張って経験を積みつつ、他のジャンルにもチャレンジして行きたいです。そうやって自分は何に向いているのかを見つけたら、ゆくゆくは俳優など、いろんなジャンルで仕事をしたいです。
――俳優で目標にしていたり、憧れたりしている方はいらっしゃいますか?
【宮沢】 『MEN’S NON-NO』の先輩なんですが、阿部寛さんの作品はだいだい観てますし、瑛太さんも好きです。
――共演してみたい俳優さんはいますか?
【宮沢】 一度はお父さんとしてみたいです。
――ミュージックビデオに出るのは?
【宮沢】 ああ、それもいいですね。せっかく同じ芸能界にいるので、どんな形でもいいので、お父さんと共演してみたいとは思っています。
――氷魚さん自身は、これから芸能人としてスタートを切るわけですが、ゆくゆくこういう存在になりたいというような目標にしている芸能人はいらっしゃいますか?
【宮沢】 やっぱりお父さんですね。いろんな仕事ができるところもすごいし、ずっと仕事を続けられるところもすごいと思う。自分もできるだけ長くやっていきたいというのが目標なので、人気があって、長いこと一線でやれているお父さんを本当に尊敬しています。
――現時点で不安なこと、逆に楽しみにしていることはありますか?
【宮沢】 全く経験がなくてゼロからのスタートなので、不安ですね。でも、それと同時にゼロからということは上達するしかない。だから、何でも吸収して、どんどん成長していくのがすごく楽しみです。
(文:高橋栄理子)

2015/09/21