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桂歌丸、復帰高座を完走 疲れ見せるも来年へ意欲

 落語家の桂歌丸(79)が20日、出演していた東京・国立演芸場の『8月中席』千秋楽を迎えた。今月11日から10日間連続で無事に高座を務め、「来年4月には今年に引き続き『塩原太助』の後半を、8月にはまた円朝師匠の怪談話を務めます」と今後に向けた意欲を語った。

『8月中席』千秋楽を迎えた桂歌丸(写真は8月11日高座復帰時) (C)ORICON NewS inc.

『8月中席』千秋楽を迎えた桂歌丸(写真は8月11日高座復帰時) (C)ORICON NewS inc.

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 腸閉塞(へいそく)のため6月14日から入院していた歌丸は、3ヶ月ぶりに高座復帰した初日には「脚の筋肉がすっかり落ち込んでしまって…。正座をするのが大変苦しい」と本音を吐露。しかし、噺に入ると病後を感じさせぬ気迫で、1時間に及ぶ長講を10日間11高座にわたって務め上げた。

 誕生日の14日には、「傘寿」の祝いとして高座では異例のカーテンコールがあり、出演者全員が舞台へ上がり、花束とケーキでお祝いする一幕も。千秋楽には「正直クタクタです」と明かしながらも、名人健在を感じさせる10日間となった。

 9月の『国立名人会』には、歌丸の兄弟子で今年「卒寿」を迎えた桂米丸(90)が出演し、新作落語「旅行カバン」を披露する。

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