大ヒット映画『アナと雪の女王』でエルサ役を演じた米ミュージカル女優のイディナ・メンゼル（44）が4日、東京・日本武道館で来日公演を行った。会場にはファン8500人が駆けつけ、世界中を魅了した歌声を届けた。

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　大歓声に迎えられたメンゼルは「アイシテイマス！」と声を張り上げ、アカデミー賞最優秀主題歌賞を受賞した『アナ雪』の主題歌「レット・イット・ゴー」のサビを“日本語”で熱唱。アンコールを含む全17曲をバンド、オーケストラをバックに圧巻の歌唱力で歌い上げた。

　途中、メンゼルが突然ステージから降り、観客と直接ハグをするファンサービスも。会場のボルテージが一気に上がると、さらにメンゼルはファン数人にマイクを渡し、歌唱をリクエスト。緊張しながらもファンが歌い上げると、会場の一体感はさらに高まり、メンゼルも満足げだった。

　ライブ終盤には、同作日本語版でアナ役の声優を務めた神田沙也加がステージに登場。昨年末の『第65回紅白歌合戦』以来となる“日米姉妹再共演”が実現すると、会場はこの日一番の盛り上がりを迎えた。

　終演後に取材に応じたメンゼルは、日本語版の「レット・イット・ゴー」を「年末に神田さんと共演したときに勉強しました」と明かし「日本語で歌うのは好きですし、響きがきれい」と笑顔。神田も「全編通して素晴らしかったです！」と絶賛していた。

　世界ツアー『IDINA MENZEL　WORLD TOUR 2015』の一環として、今月1日に大阪城ホール、2日に愛知県芸術劇場大ホールで公演を行ってきた。あす5日も同所にて追加公演が開かれる。