東京・三鷹の森ジブリ美術館であす30日から始まる『幽霊塔へようこそ展-通俗文化の王道-』(来年5月まで開催予定)の内覧会が29日、行われた。昨年5月31日から今月17日まで同館行われていた『クルミわり人形とネズミの王さま展』に続いて、宮崎駿氏が企画・構成を担当。展示物の中には、宮崎監督描き下ろしの絵コンテ(パネル)もあり、見応え十分。描き下ろし漫画の中で「映画にするならこれ位がイイと思う」「えいがつくるの?」「えいがはつくりません」といったノリツッコミを自ら描いているコマもあり、ファンをワクワクさせるに違いない。 同展は、昨年、宮崎監督がロバート・ウェストールの短編小説集の中に収められていた“時計に魅了された少年の物語(『赤い館の時計』)”を読んだことをきっかけに、自身も中学生のころに夢中になって読んだ江戸川乱歩の『幽霊塔』を思い出したことに始まるという。
2015/05/29