19世紀末フランスに実在した三重苦の少女マリー・ウルタンと、彼女を教育したシスターのマルグリットとの実話を描く映画『奇跡のひと マリーとマルグリット』。6月6日の公開を前に、バリアフリー上映版の波及を目指して、きょうより洋画初となるクラウドファンディングが実施される。
都内で来日会見を行った主演女優のアリアーナ・リヴォアール(20)自身も、聴覚にハンディキャップを持つことから「人間はそれぞれ困難を持っているけれど、映画の前では平等になる。バリアフリーで作品を観てもらえるのはとても大切なこと」と手話を用いて訴えた。
日本映画のバリアフリー上映は、シネコンでの上映レギュラー化に向けての流れや、文化庁による助成制度も進められてきたが、それに比べて洋画はまだ遅れている。字幕や音声ガイドの制作費・オペレーション経費など負担が増えることが課題となっており、同作のバリアフリー上映の活動の輪を広げるために、クラウドファンディングで制作費を一般公募する。
集まった制作費でバリアフリー版を作成し、視覚が不自由な方にも映画を楽しめるよう、吹き替えおよび音声ガイダンスによるバリアフリー版の上映回を設けるなど、洋画のバリアフリー化を推進していく。
リヴォアールは、同作について「参加するのは勇気がいることでしたが、素晴らしい機会になりました」と撮影を振り返り、「バリアフリー上映がどんどん世界中に広がっていくことを願っています」と話していた。
都内で来日会見を行った主演女優のアリアーナ・リヴォアール(20)自身も、聴覚にハンディキャップを持つことから「人間はそれぞれ困難を持っているけれど、映画の前では平等になる。バリアフリーで作品を観てもらえるのはとても大切なこと」と手話を用いて訴えた。
日本映画のバリアフリー上映は、シネコンでの上映レギュラー化に向けての流れや、文化庁による助成制度も進められてきたが、それに比べて洋画はまだ遅れている。字幕や音声ガイドの制作費・オペレーション経費など負担が増えることが課題となっており、同作のバリアフリー上映の活動の輪を広げるために、クラウドファンディングで制作費を一般公募する。
集まった制作費でバリアフリー版を作成し、視覚が不自由な方にも映画を楽しめるよう、吹き替えおよび音声ガイダンスによるバリアフリー版の上映回を設けるなど、洋画のバリアフリー化を推進していく。
リヴォアールは、同作について「参加するのは勇気がいることでしたが、素晴らしい機会になりました」と撮影を振り返り、「バリアフリー上映がどんどん世界中に広がっていくことを願っています」と話していた。
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2015/04/21