ここ数年、もっともカジュアルでシンプルな服である、“Tシャツ”に対して、世間の意識が変わってきている。かつては、ファッション性を重視するというより、その時代の流行を“過剰”に反映するアイテムだった(ピースマーク、「CAT」「nwo」ロゴのTシャツなど)。しかし今では、個人個人の個性・ファッション感覚を、オシャレかつ安価に表現する服になったといえるし、現在のポップカルチャー(アート、音楽、映画、アニメ、ゲームなどの大衆文化)とも融合・体現するアイテムになってきているのだ。 まずはキャラクターTシャツ。やはり昔は、「私はこのキャラが好きです!」という個人主張を過剰にしてしまう、ちょっと恥ずかしいTシャツが多かったような気がする。デザインも、そのキャラの顔が大きくプリントされているだけのものがほとんどで、あまりオシャレとはいえないシロモノだったし、ヘタすれば、かなり“オタク臭”のするものだった。しかし今では、さりげなく、かつオシャレにキャラの世界を取り入れているものが多い。ディズニーやPIXARといった子供っぽくなりそうなキャラも、実にクールにデザインに取り入れていて、大人でも無理なく着こなすことができる。
2015/04/16