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矢沢永吉との確執「ない」 ケンイチが語る父ジョニー大倉、そしてキャロルの“絆”

 肺炎のため昨年11月に亡くなった、ロックバンド・キャロルの元メンバーで歌手のジョニー大倉さん(享年62)の音楽葬『JOHNNY FOREVER』があす13日、神奈川・川崎クラブチッタで開催される。このほど、長男で俳優兼ミュージシャンのケンイチ大倉(42)がORICON STYLEのインタビューに応じ、父親の偉大さや、一部で取り沙汰されている矢沢永吉との“確執”報道の真相について語った。

父・ジョニー大倉さんへの思いを語ったケンイチ大倉 (C)ORICON NewS inc.

父・ジョニー大倉さんへの思いを語ったケンイチ大倉 (C)ORICON NewS inc.

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 ジョニーさんが亡くなってから約5ヶ月が経過。ケンイチは、「まだ死んだ気がしないですね。映像も声も残ってるので、どこか遠征に行った気分」と微笑みながら現在の心境を明かしたが、2013年6月に肺がんで余命2週間の宣告を受けた当時を「急なことで、どうしていいかわからなかった」と回顧した。

 「親父は自由に生きていた人」といい、家族内でもすれ違う部分があったと告白。しかし、窮地を迎えたことによって「とにかく親父を『助けたい』という気持ちが芽生えた。親父も『病気』と闘うと言ってくれて、バラバラになった家族が一つになった」と語る。

 余命宣告を受けてから1年6ヶ月に及ぶ壮絶な闘病生活を送った大倉家。以前は「けんかをすることが多かった」という両親だが、「母もずっと付き添っていて、恋人のようでしたね」と照れくさそうに話していた。

 また、一部で報じられているジョニーさんと矢沢の“確執”に話題が移ると「確執は“ない”と言いたい。そこは払拭したいですね、むしろ感謝をしている」と語気を強めたケンイチ。ジョニーさんも「入院中は常に『(キャロルの)みんなに会いてえな。もう一回、一緒にやりたい』」と“再結成”を望んでいたという。

 入院中には、矢沢から激励の花が届いた。ケンイチは「親父は、照れたような、苦笑いしたような、うれしそうな表情を浮かべていた。不器用な人でしたからね」と笑うと、「それからは、ずっと花を眺めてましたね」と、表には出さない二人の“絆”を明かした。

 二人を「本当の兄弟のようだった」と話したケンイチ。近親者のみで執り行われた葬儀にも矢沢から花が届いたといい、「内海利勝さんもユウ岡崎さんも駆けつけてくれて、キャロルの四人が時を経て会えた。家族としてはそれだけで十分、うれしかった。本当に感謝の言葉しかない」と感慨深げに語った。

 キャロル解散から40周年にあたる4月13日に開催される音楽葬では、キャロル誕生の地・川崎クラブチッタのステージで、同じ時代を共にしたミュージシャン、後輩らがジョニーさんの楽曲を中心にライブセッションする。ケンイチは、「絶対に親父もステージに降りてくるだろうし、何か起きると思う」と期待に胸を膨らませ「きっと素晴らしい音楽葬になる」と自信をにじませた。

 これまでの思い出や闘病生活を語るなかで時折、瞳を潤ませていたケンイチ。最後に「ケンイチさんにとって、ジョニー大倉さんという人物は?」と質問を投げると「最高のロックンローラーであり、最高の親父だった」と誇らしげに胸を張った。

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