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斉藤由貴、30周年公演は「綱渡り的」 子どもの卒業曲は…?

 女優で歌手の斉藤由貴(48)が13日、東京・日比谷のシアタークリエで歌手デビュー30周年記念コンサートの初日を迎えた。2月21日に歌手デビュー30周年を迎えた斉藤は「正直感慨深いと言うよりも、緊張感でいっぱいです。リハーサルの時間が少なかったので、綱渡り的な気持ちです」と言いながらも笑顔を見せた。

デビュー30周年記念コンサートの初日公演を行った斉藤由貴

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 昨年まで「30周年は何もやらなくてもいいんじゃないかなぁ」と思っていたという斉藤は「でも、デビュー当時のマネージャーが何かやろうよって。そのときは困っちゃったなぁ…」と正直に告白。デビュー当初のスタッフが再集結して斉藤を支え、3日間4公演のチケットは前売り券、当日券ともに即完売となった。

 コンサートは2部構成で行われ、第1部は1985年のデビュー以来初となる、ジャズスタンダードを選曲した記念アルバム『ETERNITY』に収録された「Stardust」「Lovin’ You」などを歌と朗読で披露。第2部は歌手デビュー曲「卒業」や「初戀」といった往年のヒット曲を、アイドル時代と変わらぬ透明感のある声で歌うと「デビューから30年経って、今の私にしかできない表現もあると思うので、そういったニュアンスも大切にして歌ったつもりです」と胸を張った。

 卒業シーズンまっただ中とあり、今でも「卒業」が流れたり、歌われたりしていることについては「私の力というよりも、楽曲がすばらしいから。松本隆さんの詞と筒美京平さんの曲の素晴らしさ、武部聡志さんの独特なピアノアレンジが出会い、彼らの才能が響き合って作られたすばらしいこの曲を歌えたことに感謝しています」としみじみ。「そう言えば、私の子どもも卒業式だったのですが、いきものがかりさんの『ありがとう』が流れてましたよ」と時代の移り変わりを報告して笑っていた。

 同公演は、14・15日も同所で行われ、14日昼公演は遊佐未森、夜公演は谷山浩子、15日は崎谷健次郎がゲスト出演する。

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  • 「今の私にしかできない表現もある」という斉藤由貴
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