俳優の生田斗真が主演を務める映画『グラスホッパー』のポスタービジュアルが6日、公開された。人混みにあふれる交差点を俯瞰で撮影したポスターは、物語の世界観を強烈なインパクトで表現している。

　120万部を超える伊坂幸太郎氏の小説を実写映画化した本作は、生田と『脳男』（2013）でもタッグを組んだ瀧本智行氏が監督し、脚本を『あなたへ』（2012）で日本アカデミー脚本賞優秀賞を受賞した青島武氏が手がける。

　ハロウィンの夜に恋人を事故で失うが、その事故が意図的に仕組まれた事件であったことを知り、首謀者への復讐のため中学教師の職を捨て裏社会の組織に潜入する主人公・鈴木を生田が演じる。原作はサスペンス、アクション、ミステリーというジャンルを越えた作品として多くの読者の支持を集め、伊坂氏も「今まで書いた小説の中で一番達成感があった」と語るほどで、第132回直木賞の候補作ともなっていた。

　共演陣は、「自殺専門」の殺し屋・鯨（くじら）役に浅野忠信、驚異的な身体能力と俊敏なナイフ使いの腕を持つ若き殺し屋・蝉（せみ）役に山田涼介（Hey! Sey! JUMP）と、豪華な俳優陣が集結。心に闇を抱えるキャラクターをそれぞれが抜群の演技力で表現し、かつてない世界がスクリーンで繰り広げられる。

　また、公開日は11月７日に決定したことも発表された。