歌舞伎俳優の中村時蔵が27日、都内で行われた第三十一回『四国こんぴら歌舞伎大芝居』の製作発表会見に出席。同公演に12年ぶりに出演する時蔵は「楽しみですね」と初日に向けて声を弾ませつつ、座頭として「面白い舞台になると思います」と自信をにじませた。 「前はちょくちょく出させていただいたけど、いきなりお前いらないみたいになりまして、ふと気づいたら12年ぶり」と冗談交じりに語り笑わせた時蔵。今公演は香川・金丸座で上演され「12年前は、4本の柱が補強のためにありまして、お客様も避けながら観ていたんですけど、それが無くなったと聞きましたので、お客様の顔がよく見えるんじゃないかと思う」と胸を躍らせた。
2015/01/27