俳優の小林薫が13日、都内で行われた映画『深夜食堂』（31日公開）の完成披露イベントに出席。2009年からシーズン3までドラマ化され、待望の劇場版が公開されることになり、主演の小林は同作が視聴者はもちろんのこと、“業界人気”も高いことに胸を張った。

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　劇場版公開に際して多くの取材に応じたという小林。「律儀に試写会で実際に観てくれたり、テレビドラマのときからのファンだという方がいた」と上機嫌に明かし、「（取材中も）この作品のファンという気持ちでお話されるから、受ける側もその気持ちになってしまう。いつもと違う温度を感じましたね」と喜んでいた。

　今回、待望の映画化となったが小林は「実は2回目の（ドラマの）ときにすでに映画化をしたいという話はあった」と告白。しかし「どちらかというと深夜枠の予算のない『深夜食堂』の貧乏っぽい作り方をもっと味わってからやったほうがいいんじゃないのか」と提案し、シーズン3を経てからの劇場版完成となった。

　深夜12時から開店する「めしや」を舞台に、人々の心温まる交流を描いた同作。イベントにはそのほか、不破万作、綾田俊樹、光石研、安藤玉恵、須藤理彩、小林麻子、吉本菜穂子、山中崇、宇野祥平、金子清文、松岡錠司監督が出席した。