女優・杏主演、来年1月19日スタートのフジテレビ系“月9”ドラマ『デート〜恋とはどんなものかしら〜』（毎週月曜　後9：00※初回15分拡大）で、女優の国仲涼子（35）が元ヤンキーの売れない画家、Hey! Say! JUMPの中島裕翔（21）が完全無欠の好青年を演じることが5日、明らかになった。

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　同ドラマは、いつの頃からか、「人生に恋愛は不要だ」と考えるようになった“恋愛力ゼロで恋愛不適合者”の女と男が、それぞれのやむにやまれぬ事情から結婚を目指すことになり、一切の恋愛感情を持たぬまま、横浜を舞台に日々つたないデートを積み重ねていく、少しビターなロマンチック・ラブコメディー。

　超合理主義で融通が利かない国家公務員の主人公・藪下依子を杏、高学歴で文学・芸術・音楽・娯楽を愛する高い教養を持ちながら35歳にして生活力ゼロのニート・谷口巧を長谷川博己が演じる。

　国仲といえば朝ドラ『ちゅらさん』をはじめ、どちらかと言えば清純な女性を演じることが多かったが、本人も「この役のお話をいただいた時、セリフまわしや衣装メイクも含めて自分で演じている姿が、全く想像できませんでした」と語っている通り、今作で演じる島田佳織役は言葉づかいにも乱暴なところが多々あるキャラクター。元ヤンキーという設定に沿って髪の毛の色もかなり明るめに染める予定で、「私の中でも新しいキャラを作り上げていかなければと思っています。だからこそ演じがいがあり、また新年最初の新しい挑戦になりそうです」と気合が入る。

　今夏のドラマ『水球ヤンキース』での水着姿も記憶に新しい中島は、『エンジン』（2005年4月クール）以来、およそ10年ぶりの“月9”出演。スポーツ用品メーカーに勤務する剣道の達人、正義感が強く堅物、曲がったことが嫌いな今どき珍しい好青年・鷲尾豊（26）を演じる。依子に好意を寄せ、依子と巧の恋愛感情が全くない不可思議なデートを毎回妨害する役回り。中島は「今回の役は実年齢より少し上なので、大人っぽく真っすぐな、ただその真っすぐさ故に一般論とはズレていく、かわいげのある好青年をテーマに演じたい」と話していた。

　ほかに、国仲演じる佳織の兄で、巧の幼なじみでもある工務店社長・島田宗太郎役に松尾諭。天才数学者として将来を嘱望されていたものの、39歳という若さで病死してしまった依子の母・藪下小夜子役に和久井映見。明るく天真らんまんで、常に息子を優しく包みこむ巧の母親・谷口留美役に風吹ジュン。清貧が信条で心根が優しく、娘の幸せを日々願う依子の父親・藪下俊雄役に松重豊らが出演。なお、和久井は『バージンロード』（1997年１月期）以来、18年ぶりの“月9”出演となる。