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伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』劇場アニメ化決定

 ノイタミナムービー第2弾として、劇場アニメ2作品『虐殺器官』『ハーモニー』が来年公開予定の「Project Itoh」。2009年に34歳で亡くなった伊藤計劃氏の小説をアニメ化するもので、さらに、伊藤氏が遺した30ページの序文を、盟友として知られる芥川賞作家・円城塔氏が書き継いで完成させた『屍者の帝国』も劇場アニメ化され、来年公開予定であることが27日、明らかになった。都内で行われた『ノイタミナプロジェクト発表会2015』で発表された。

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 『屍者の帝国』は、「人は死してなお、生きる続けることが可能なのか」という、まさに病床で執筆を続けた伊藤氏が探求を続けたテーマであり、未完の物語が他者によって書き継がれ完結するという事実さえ、伊藤氏の計劃(プロジェクト)だったのではと思わせるほどの必然的帰結として受け入れられ、第33回日本SF大賞特別賞を受賞した。

 『虐殺器官』『ハーモニー』で描かれた近未来から一転、『屍者の帝国』は産業革命を経て活気づく19世紀末の英ロンドンで幕を開ける。前世紀にフランケンシュタイン博士が開発したとされる「死体蘇生技術」により、“死者=屍者”を新たな労働力として活用するというサイバーパンクな都市設定。主人公は、シャーロック・ホームズの相棒となる以前、医学生のジョン・ワトソン。彼はある目的のために屍者・フライデーを伴い、世界各地で冒険譚を繰り広げる。行く先でワトソンが突きつけられるのは「生者と死者」の境界線。魂の在処(ありか)だった。

 劇場アニメ化を手がけるのは、中編映画『ハル』でロボットと人間の恋愛模様を繊細に描いて劇場監督デビューを飾った牧原亮太郎監督と、『進撃の巨人』のWIT STUDIOが再びタッグを組む。

 『虐殺器官』『ハーモニー』に続き、『屍者の帝国』も含めた「Project Itoh」全てのキャラクター原案で、人気イラストレーターのredjuiceが参加することも正式に決まり、『虐殺器官』『ハーモニー』の第2弾ビジュアル、『屍者の帝国』の解禁ビジュアルも発表された。

 なお、『虐殺器官』は2006年の『Ergo Proxy』以来、国外からも大きな注目を浴び、次回作を嘱望されていた村瀬修功氏が監督を務め、『サムライチャンプルー』など硬質でスタイリッシュな作品に定評があるmanglobeが制作を担当。『ハーモニー』は、『AKIRA』の作画監督など長きに渡って第一線で活躍し続けるなかむらたかし氏と『鉄コン筋クリート』で日本アカデミー賞最優秀アニメ映画賞などを受賞したマイケル・アリアス氏のダブル監督。制作は『鉄コン筋クリート』他、劇場作品をコンスタントに発表し続けるSTUDIO4℃が手掛ける。



関連写真

  • 『屍者の帝国』ビジュアル第1弾(C)Project Itoh & Toh EnJoe/THE EMPIRE OF CORPSES
  • 『虐殺器官』ビジュアル第2弾(C)Project Itoh/GENOCIDAL ORGAN
  • 『ハーモニー』ビジュアル第2弾(C)Project Itoh/HARMONY
  • 『虐殺器官』ビジュアル第2弾(C)Project Itoh/GENOCIDAL ORGAN
  • 『ハーモニー』ビジュアル第2弾(C)Project Itoh/HARMONY
  • 『虐殺器官』2015年公開(C)Project Itoh/GENOCIDAL ORGAN
  • 『ハーモニー』2015年公開(C)Project Itoh/HARMONY
  • 『屍者の帝国』2015年公開(C)Project Itoh & Toh EnJoe/THE EMPIRE OF CORPSES

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