テイラー・スウィフトのアルバム『1989』が、発売2週目で累積7.9万枚を売り上げ好調なセールスを見せている。多角的なアプローチでグレー層に訴求し、日本独自のパッケージの工夫で、購入にまで結びつけた。
テイラー・スウィフトの5枚目のアルバム『1989』が、自己最高となる初動5.2万枚を売り上げ、累積でも7.9万枚と好調だ。好セールスの決め手は、CX系『テラスハウス』のオープニング曲「WE ARE NEVER EVER GETTING BACK TOGETHER〜私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」のヒットでつかんだグレー層を、うまく購入に結び付けることができたことが考えられる。
発売にあたって、国内で展開された主なプロモーションが以下の図である。メディア、ウェブ、SNS、街頭展開など多角的なアプローチで企画を実施したことがわかる。UMインターナショナルの浅香京子氏は、本作発売に伴う大きな課題として、「同番組でテイラーを知った層に、どうやって新曲を認知させるか」を挙げた。そこで、キャッチーなリード曲「シェイク・イット・オフ〜気にしてなんかいられないっ!!」の魅力を伝えるために、字幕付きMVとリリックビデオを制作。さらに、テイラーのビジュアル面への関心を集めるために、ファッション誌での特集や、着こなしアプリでの企画も展開した。楽曲の意味をわかりやすく伝えるために、勢いのある邦題にしたことも、グレー層にインパクトを与えたようだ。
■グレー層を購入に導くパッケージの工夫
このほか、本作で初めてDVD付の日本独自企画盤が制作できた点も大きかったという。「デラックス・エディション」には、本人による3曲のボイスメモや、メイキング映像などが収録されている。
「ファンには楽曲とともに、本人の美しいビジュアルも堪能してほしかったのです」(浅香氏)
CDのみの国内盤にも、初回生産分のみポラロイド風の撮り下ろし写真13枚が同封されており、これはテイラー本人の「常にファンを驚かせ、喜ばせる存在でありたい」という思いから実施された。こうしたきめ細かな施策も、グレー層を動かした要因だろう。
カントリーのイメージが強いテイラーだが、本作ではポップ色を大きく打ち出し、キャッチーでダンサブルなサウンドを展開している。シンガー・ソングライターとしての新たな一面は、コアな洋楽好きからも好感触を得ているようだ。
(ORIGINAL CONFIDENCE 14年11月24日号掲載)
テイラー・スウィフトの5枚目のアルバム『1989』が、自己最高となる初動5.2万枚を売り上げ、累積でも7.9万枚と好調だ。好セールスの決め手は、CX系『テラスハウス』のオープニング曲「WE ARE NEVER EVER GETTING BACK TOGETHER〜私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」のヒットでつかんだグレー層を、うまく購入に結び付けることができたことが考えられる。
■グレー層を購入に導くパッケージの工夫
このほか、本作で初めてDVD付の日本独自企画盤が制作できた点も大きかったという。「デラックス・エディション」には、本人による3曲のボイスメモや、メイキング映像などが収録されている。
「ファンには楽曲とともに、本人の美しいビジュアルも堪能してほしかったのです」(浅香氏)
CDのみの国内盤にも、初回生産分のみポラロイド風の撮り下ろし写真13枚が同封されており、これはテイラー本人の「常にファンを驚かせ、喜ばせる存在でありたい」という思いから実施された。こうしたきめ細かな施策も、グレー層を動かした要因だろう。
カントリーのイメージが強いテイラーだが、本作ではポップ色を大きく打ち出し、キャッチーでダンサブルなサウンドを展開している。シンガー・ソングライターとしての新たな一面は、コアな洋楽好きからも好感触を得ているようだ。
(ORIGINAL CONFIDENCE 14年11月24日号掲載)
2014/11/22




