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PaniCrew・YOHEYがアイドルシーンに殴り込み!“世界水準”を目指す意図

 ダンスユニット・PaniCrewのYOHEYがプロデュースするガールズグループ・Chu-Zが本格派の歌とパフォーマンスでアイドルファンを中心に人気を拡大している。今回、メジャー1stシングル「ボンバスティック!」発売にあたり、プロデューサーのYOHEYがORICON STYLEのインタビューに応じた。様々なアイドルの振付も担当してきた彼が今、ガールズグループを手がける意図と、振付師の立場から見たアイドルについて語ってもらった。

ガールズグループ・Chu-ZをプロデュースするPaniCrewのYOHEY

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 メジャーデビューもしているアイドルグループで活動していた麻衣愛、王様のブランチでのレポーター経験もあるあすかをはじめ、歌、ダンス、ラップなど、様々な個性を持つメンバーが集結したChu-Z。YOHEYは結成のきっかけについて、「K-POPの台頭」があったという。「J-POPが日本国内のマーケットで満足しているのに対して、K-POPはガンガン世界に出て行って、あっという間にビルボードにもチャートインして……正直『やられたな』と思いました。その結果、アジアのマーケットを全部持っていかれてしまった。日本もやらなきゃダメだと思ったんですよ」と当時を振り返る。

 とはいえ、「ただ正直、K-POPも日本のアイドルグループも、最近は成功例に沿いすぎていて、同じようなグループが増えてしまっている気がします」としたうえで、「同じことをやってちゃダメだと思う」とシーンを冷静に捉える。Chu-Zでは世界のトレンドとなっている音楽を積極的に取り入れ“世界水準”を目指しながらも、日本で活動する以上は日本のマーケットならではの魅力が必要だという。そのため、作家陣にはKinKi KidsやNEWS、PaniCrewなどの作品で知られ、90年代から日本のJ-POPシーンで活躍する井手コウジ、東京女子流などに楽曲提供する気鋭の作家・小田桐ゆうきら、日本の音楽シーンの最先端で活躍する作家を迎えている。

 楽曲やパフォーマンスにこだわりを見せる一方で、「アイドルは完成されていたらダメだと思う」という持論も。「どれだけクオリティが高くても、「この子たちはもっと上に行ける」と思わせるものがないと、面白くない。Chu-Zは常に“完成を求め進化していく”グループであって欲しい」とし、「まだまだ時間はかかるでしょうけど、結果的に海外にも展開していくことになると思う」と、“世界水準”を謳っているからには海外展開も視野に入れ活動を行っていきたいという。

 将来的に大きな目標を持ちながらも、まず目の前の夢として「日本武道館での単独公演」を掲げている。これはYOHEYが所属するPaniCrewがなし得なかった夢でもある。新曲「ボンバスティック!」はデイリー11位と好スタートを切ったが、まだその夢への一歩を踏み出したばかり。常に上を目指して堅実な活動を続け、やがては国内外で活躍するガールズグループへと進化することに期待したい。

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  • ガールズグループ・Chu-ZをプロデュースするPaniCrewのYOHEY
  • 「ボンバスティック!」をリリースしたChu-Z

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