25日に35歳で急死したヒップホップグループ・ET-KINGのTENN（本名・森脇隆宏＝もりわき・たかひろ）さんの告別式が28日、大阪・やすらぎ天空館で営まれた。喪主を務めた故人の妻でSPEED・森脇（上原）多香子（31）は、夫の遺影を抱えて、堪え切れずに涙を流した。

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　書面を通じて上原は、「この度の主人の死はあまりにも突然でした。ファンの皆様や関係者の皆様にご心配おかけしたことを心よりお詫び申し上げます」とコメント。さらに「これからも皆さんの心の中にいつまでもTENNくんがいてくれることを願います」と綴った。

　また、ET-KINGのメンバーたちが棺を抱え出棺。ファンから「TENN、今までありがとう！」など声が飛ぶと、涙を流した。斎場前には故人のお気に入りでグループの代表曲「ギフト」が流れ、駆けつけた大勢のファンは、すすり泣きながら合唱して故人を見送った。

　きのう27日の通夜では、式後の午後11時まで弔問者の応対をし、終始気丈に振舞っていたという上原。きのうの式終了後には、ファンと報道陣を前に沈痛の面持ちを浮かべながら深く一礼する一幕もあった。また、同日の弔辞は、ET-KINGのメンバー6人全員が読み、友との早すぎる別れを惜しんだ。