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巨人の“レジェンド”江川&定岡氏、“インタビュアー”石橋貴明を絶賛

 今年4月に放送されたTBS系ドキュメンタリーの第2弾『石橋貴明のスポーツ伝説…光と影』(17日、後9:00〜10:54)の収録が10日に同局で行われた。お笑いコンビ・とんねるずの石橋貴明がインタビュアーとしてさまざまな現役・元スポーツ選手から生の声を引き出し、“知られざる裏話”を紹介する同番組。ゲスト出演した野球の元プロ選手で解説者の江川卓氏と定岡正二氏から、「元選手とは違う切り口のインタビューが新鮮だった」などと褒められた石橋は、大きな身体を縮こませて、しきりに恐縮した。

9月17日放送、TBS系ドキュメンタリー『石橋貴明のスポーツ伝説…光と影』(左から)MCの石橋貴明、ゲストの江川卓氏、定岡正二氏 (C)ORICON NewS inc.

9月17日放送、TBS系ドキュメンタリー『石橋貴明のスポーツ伝説…光と影』(左から)MCの石橋貴明、ゲストの江川卓氏、定岡正二氏 (C)ORICON NewS inc.

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 江川氏は「いままでスポーツをギャグとして“光”の部分を捉えてきた彼が、今回は“影”を引き出そうと配慮していて、“新しい石橋”を見せていこうという意欲を感じました」。定岡氏も「石橋さんがバラエティーとは違うアプローチの仕方で、また僕ら元プロ選手とも違う角度から話を聞き出していたのが新鮮でしたし、驚きでした」と、石橋を評価。

 当の石橋は「プロスポーツ選手は皆、一国一城の主だと思うので、プライドを気づけないように気をつけながら、どこまで聞けるか」と心がけを明かしつつも、「スポーツの世界で戦っている人はいろんな葛藤と共に自らを律して戦っている。コツコツが全くできない自分にはただただ驚愕の世界でした」。

 今回は、「光と影」というコンセプトをより鮮明に打ち出し、ドキュメントVTRと再現ドラマでスポーツ史に残る伝説の裏にある「影のヒーロー」たちに迫る。2軍生活を送る「ハンカチ王子」こと斎藤佑樹に石橋がインタビューを敢行したほか、1988年当時、巨人の主力選手だった吉村禎章と試合中に衝突し、重傷を負わせた栄村忠広の半生を取材。さらに天才卓球少女・福原愛の光と影に迫る。

 収録を終えて江川氏は「収録しながら自分とオーバーラップしました。昔、自分が経験したようなことを皆さんも経験されているんだな」としみじみと語り、「プロ選手は“光”しか見せないようにしていると思うけど、“裏”も見たいというのがファンの心理だとも思うので、こういう番組を放送する意義があると思いますね」とうなずいていた。

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