演歌歌手の小林幸子（60）が22日、東京・草月ホールで行われた女優・真琴つばさのトークライブツアー『X-TALK（クロストーク）』にゲスト出演。開演前の会見で“ラスボス降臨”として話題になった『コミックマーケット』初参戦を振り返った。1500枚のCDを手売りで完売し、再販には「すっごく問い合わせがあるみたい。検討中です」と反響の大きさを喜びつつ、新たな仕掛けには「次ですか？ 内緒です」と意味深に微笑んだ。

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　炎天下の中、5時間並んだ客もいたほど大盛況となり「“思い込みを捨てて、思いつきを拾う”ではないですけれど、初めての経験で目からウロコみたいな。こんな世界があるのだと楽しかった」と目を輝かせながら回顧。「『幸子さん、コミケに来てくれてありがとうございます』って言われたんです。仲間という意識なんです」「コスプレの多いこと！ すごい楽しんでるんです！」と興奮冷めやらぬ様子で語った。

　「モノをつくる人たちの熱意はプロでも素人でも同じ。この熱さは一生忘れないで、こういう人たちと同じ空気の中でやってみたかったのよ」と噛み締めながら「なんでもやらないよりやってみて、その時に、何かがわかる」と充実の表情を浮かべた。

　この日から行われるライブは来年6月に宝塚歌劇団入団から30周年を迎える真琴が、さまざまなジャンルのスペシャリスト30人とトークを展開。小林の熱弁を興味津々で聞いていた真琴は「広告に『青春とは、夢を持っている人の言葉』って書いてあった。年をとってからも使えるんだなって」としみじみ。「幸子さん、青春してますか？」と、真琴からリポーターの代わりにマイクを向けられた小林は「イエス！」と強く頷いた。