ドラマ&映画 カテゴリ

ジブリ人気に異変!? アナ雪余波!? 大混戦の夏休み映画

 夏休みシーズンが目前に迫るなか、ORICON STYLEではアンケート調査による恒例の“夏休み映画期待度ランキング”TOP10を発表☆ 今夏は、性別世代別でそれぞれ観たい映画がはっきりと別れ、世代を超えて関心を集める本命がない“混戦状態”ともいえる状況になった。

◆『アナ雪』余波!? 混戦を制したのは夏のディズニー

 例年になく接戦となった今回のランキングで特徴的なのは、男女別ランキングでみるとTOP3作品がすべて異なる点だ。1〜3位の順に女性では『マレフィセント』『エイトレンジャー2』『超高速!参勤交代』、男性では『GODZILLA ゴジラ』『るろうに剣心 京都大火編』『渇き。』。性別で好みの作品がはっきり別れる結果になり、総合ランキングでは、女性から圧倒的な支持を受けた『マレフィセント』が1位を獲得した。

 『マレフィセント』は、『アナと雪の女王』で社会現象となるメガヒットを生み出したディズニー映画が、その次に送り出した夏の作品。映画館での『アナ雪』上映時に予告編が流れていることは、高い期待値の要因として大きいだろう。そこからの幅広い層へのアプローチと『アナ雪』を観終わった後の満足度の高さが、次のディズニー作品への期待感へとつながっている。また、名作『眠れる森の美女』をもとに“ディズニー史上最強の悪役”の視点からストーリーを展開する、作品内容におけるディズニー映画のチャレンジや、アンジェリーナ・ジョリーの母娘初共演などの話題作りも、作品への期待を後押ししている。アンケートでは30〜40代女性から人気で、とくにファミリー層からの支持を得ている。

 2位には、10〜20代をメインに男女ともに支持を集めた『るろうに剣心 京都大火編』がランクイン。一昨年公開された前作は、原作そのままのキャラクターを体現したキャスト陣、気迫がみなぎるクールな殺陣アクションとその映像クオリティ、コミカルな要素も活きた演出など作品への評価が高かった。それらが続編の期待値へとつながっているようだ。とくに20代男性からの熱い声が集まっており、数あるコミック実写化映画のなかでも、稀に見る原作コミックファンからの支持を得ている作品となっている。

 一方、男性から圧倒的な人気なのが3位にランクインした『GODZILLA ゴジラ』。ゴジラ世代の40代男性が主なファン層になるが、20代男性からの支持も厚い。往年のゴジラシリーズ・ファンからの関心はもちろん高いが、それ以外にも予告編での大迫力のゴジラの映像に惹かれたという若年層も多い。世界中での大ヒットもメディアをにぎわせており、純粋にケタ外れなスケールのハリウッドアクション大作として楽しみにしているという声も目立った。

◆本命不在!? つぶぞろいの作品のポテンシャル

 そのほか注目は、4位の『超高速!参勤交代』。個性的な存在感あふれる演技派俳優・佐々木蔵之介が主演する時代劇。恋愛ものやアクション大作、人気の若手俳優らが主演する作品が多くならぶ同ランキングのTOP5に食い込んだのは、想定外の大健闘。主に30〜40代女性の支持を得ている。Hey! Say! JUMPの知念侑李の人気もあるが、佐々木を中心にした味のあるベテランキャスト陣の好演が高評価。課された無理難題を切り抜けていく殿様と武士たちの絆がコメディタッチで描かれ、現代社会にも通じる人と人のつながりとその温かさが、じんわりと訴求しているようだ。すでに公開されているが、好調な興行成績でスタートしている。

 また、すでに公開され激しいバイオレンス描写が話題になっている『渇き。』が5位。業界人のファンも多く、その動向が常に関心を集める中島哲也監督は、手がける作品への注目度が業界内外を問わずに非常に高い。今作は、その独特な世界観のコアファン層である20代男性から圧倒的な支持を受けているが、女性層には少し刺激が強すぎたようだ。

 そして、夏といえばジブリ作品。夏休みはジブリ作品を観に映画館に行くのが恒例となっている家族も多いことだろう。米林宏昌監督によるその最新作『思い出のマーニー』は、幅広い世代からまんべんなく関心を集めながらも、突出した支持層がないことが響き、6位となった。ただ、作品のクオリティ、スタジオのブランドとしての信頼度は高く、過去の夏作品の実績を見ても、この先の注目度、期待値が大きく化ける可能性がいちばん高い作品であることは間違いないだろう。

 一方、特徴的な支持を集めたのが、7位の『好きっていいなよ。』、8位の『エイトレンジャー2』。前者は、まさに今いちばん熱いオトコ、主演の福士蒼汰への人気票が集まり、10代のランキングでは1位。後者も、キャラクターのおもしろさとカッコよさでメンバーそれぞれが人気の関ジャニ∞が、そのファン層から熱く推されている。どちらも支持層は10代がメインだが、『エイトレンジャー2』は20代まで広がりを見せている(10代ランキングで2位)。

 そのほかTOP10内では、実写化が大きな話題になった小栗旬主演『ルパン三世』が9位、能年玲奈の『あまちゃん』以来の主演作となる『ホットロード』が10位。TOP10圏外だが、初の3DCG化に関心が集まる『STAND BY ME ドラえもん』、来日PRも話題になっていたトム・クルーズ主演最新作『オール・ユー・ニード・イズ・キル』、大ヒットシリーズのハリウッドアクション超大作『トランスフォーマー ロストエイジ』なども期待を集めている。

 性別世代別ごとに観たい作品がわかれ、その垣根を超えて飛び抜けた人気を集める作品に欠ける結果となった今回のランキング。しかし逆にいうと、それぞれの層から熱い視線を集める、強烈な引力を持つ作品がつぶぞろいの状況であり、その魅力がなにかひとつのきっかけでブレイクして世代の枠を超えることで、大ヒットが生まれるポテンシャルを秘めているともいえるだろう。『アナ雪』に続く“スター”の誕生を期待したい。

夏休み映画期待度ランキング表(1〜10位)はこちら

オリコントピックス

メニューを閉じる

 を検索