大阪で結成された4人組ガールズバンド・SCANDALが22日、大阪城ホールで『SCANDAL ARENA LIVE 2014「360°」』を開催した。昨年3月以来1年3ヶ月ぶり2度目となる同所での公演は、タイトルどおり360度ファンに囲まれたステージで行われた。

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　オープニングを飾ったデビュー曲「DOLL」に続き、HARUNA（Vo.＆G）の「大阪ー！」というかけ声一発、DREAMS COME TRUEの「大阪LOVER」のカバーを初披露すると、盛り上がりはいきなり最高潮に達した。

　中盤ではMAMI（G）が、アコースティックギター弾き語りで「声」を披露。ふだんはギター演奏とハモリでバンドを支えるMAMIがギター１本で歌いあげ、RINA（Dr）は「MAMIちゃんの『声』よかったね〜！　鳥肌で風邪ひく！」と絶賛。MAMIが「一人ひとりの顔を見ながら歌ったよ！　みんないかがでした？」と呼びかけると、客席からは「最高〜！」の声がこだました。

　感動の余韻に包まれるなか、RINAが会場全体でウェーブをすることを提案。あまりに息の合ったビッグウェーブにメンバーも大興奮し、HARUNAは「スタッフさんのサプライズで、楽屋に人工芝を引いてサッカー日本代表仕様になっていたんだけど、大阪からこのビッグウェーブが届いて、日本代表も無事勝ち進んでくれますように！」とW杯勝利を願った。

　アンコールでHARUNAは「ここが私たちのホームと呼べるように頑張りたい」と宣言。「私たちにとって、いつまでも大阪城ホールは夢のステージです。夢を語るのは照れくさかったりするけど…素敵なことだよね。だからこのステージに立つときは、ずっとこの歌を歌っていきたいと思います」と語り、大阪城ホールの景色を思い浮かべて作ったという「one piece」を熱唱。さらに、映画『ポケモン・ザ・ムービーXY 「破壊の繭とディアンシー」』（7月19日公開）主題歌に起用された新曲「夜明けの流星群」（7月16日発売）も初披露し、観客を沸かせた。

　今月28・29日には、1991年3月にプリンセス プリンセスが開催して以来、ガールズバンドとしては23年ぶり2組目の横浜アリーナ2days公演を控えるSCANDAL。元プリプリのボーカル・岸谷香は「横浜アリーナでライブなんですね。おめでとうございます。どんな奇跡も起きると信じられる　貴重な時間を　あふれ出る音と共に　どうぞ４人で思いっきり楽しんでください！」とコメントを寄せ、SCANDALにエールを送った。

■SCANDAL ARENA LIVE 2014「360°」
01. DOLL
02. 大阪LOVER
03. Welcome home
04. Runners high
05. LOVE SURVIVE
06. EVERYBODY SAY YEAH!
07. STANDARD
08. 声
09. ビターチョコレート
10. ピンヒールサーファー
11. 会わないつもりの、元気でね
12. SCANDAL BABY
13. Rainy
14. 太陽スキャンダラス
15. スペースレンジャー
16. 涙よ光れ
17. Departure
【アンコール】
18. one piece
19. 夜明けの流星群
20. 太陽と君が描くSTORY