漫画家・ちばてつや氏が理事長を務める日本漫画家協会による『第43回日本漫画家協会賞』贈賞式が20日、東京・帝国ホテルで開催され、大賞を授賞した漫画『あさりちゃん』の作者・室山まゆみ氏らが出席した。

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　コミック部門での受賞となった『あさりちゃん』は、姉の室山眞弓氏、妹の眞里子氏のユニットにより1978年『小学二年生』（小学館）8月号から連載を開始。今年2月1日に発売された『小学二年生』で連載36年の幕を閉じた。

　妹の眞里子氏は、「ずっと自分たち（の絵）が下手で嫌だったんですが、漫画家協会の賞をいただいたからには、これから胸を張って“少しは上手でしょ”という顔をして、同じ漫画を描いていきたい」と喜びを語った。

　さらに、姉の眞弓氏は「長くやってきた『あさりちゃん』が一旦終了しましたけれど、なんとこの夏に増刊が出ます」といい、「今度は5年生になったあさりを書きたいと思いますので、ぜひ本屋さんでお読みになってください」と呼びかけた。

　そのほか、大賞・カーツーン部門に小河原智子氏（『Two Faces』）、優秀賞に村上もとか氏（『フイチン再現！』）、特別賞にオダシゲ氏（『まんまる団地』、『のんき通り』）、文部科学大臣賞に森田拳次氏（八月十五日の会の活動）がそれぞれ受賞し、登壇した。