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新鋭声優・雨宮天、スキマの名曲をカバー「練習しながら何度も泣いた」

 4月期のアニメ『一週間フレンズ。』でメインヒロイン・藤宮香織を演じている雨宮天(あまみや・そら)。2011年に『第2回ミュージックレインスーパー声優オーディション』に合格し、ソーシャルゲーム版『THE IDOLM@STER』などへの出演を経て、本作で初のヒロイン役をつかんだ。

アニメ『一週間フレンズ。』のヒロイン・藤宮香織役ほかさらなる飛躍が期待される雨宮天 (C)ORICON NewS inc.

アニメ『一週間フレンズ。』のヒロイン・藤宮香織役ほかさらなる飛躍が期待される雨宮天 (C)ORICON NewS inc.

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 「当たり前のことですが、これまでに経験したことがないほどセリフの量が多く、責任も感じました。おかげで、なりふり構っていられないほど集中してアフレコに臨めているのは、自分にとっても大きな変化。忘れられない作品になるのは間違いないですね」

 『一週間フレンズ。』は月刊『ガンガンJOKER』で連載中の葉月抹茶氏の漫画が原作。1週間で友達との記憶が消えてしまう女の子と、それでも友達になりたいと願う男の子の、複雑な心情が丁寧に描かれる青春物語だ。

 高校2年生の長谷祐樹は、人と関わろうとせず、いつもひとりでいるクラスメイト・香織のことが気になり、友達になりたいと彼女に伝える。しかし、香織は「私は友達を作っちゃダメなの」と拒否。戸惑う祐樹に、香織の口から衝撃的な事実が告げられる。「友達との記憶、一週間で消えちゃうの」。それを証明するかのように、記憶がリセットされるという月曜日、香織は祐樹との記憶を失くしていた。それでも祐樹は香織と友達になりたいと願い、話しかける。

 「少しずつ仲良くなって、積み上げてきた感情が、次の月曜日にはリセットされてしまう。その切り替えが難しかったですね。それでいて、少しずつ長谷くんとの心の距離は縮まっていく感じが出るように臨みました。私も高校生の頃は人見知りして、人との距離感の取り方が下手で、香織と似たところがあったんです。そんな自分自身を見つめながら、自然な気持ちで演じることができたと思います」

 本作ではエンディング曲も担当。スキマスイッチの2004年のヒット曲「奏(かなで)」を、藤宮香織が歌うキャラクターソングとしてカバーした(5月21日発売)。「もともとスキマスイッチさんの『奏(かなで)』は好きでしたが、『一週間フレンズ。』の原作を読んで改めてこの曲を聴くと、曲と歌詞が本当にぴったり合うなと思いました。さまざまなシーンが思い浮かんで、感情移入しすぎてしまい練習しながら何度も泣いてしまいました。レコーディング本番では泣かないように、何よりもそれを心がけていました」。

 物語も佳境に入り、ますます目が離せない展開に。「香織と祐樹の友達関係に、祐樹の友達・桐生将吾と天然系のクラスメイト・山岸紗希が加わって、さらに新たなキャラクターが登場します。それぞれの新しい一面を楽しみにしていただけたらと思います。ドキドキハラハラがたくさん待っていますよ」

◆雨宮さんにもう少し聞きました

――声優を目指したきっかけは?

 「動画サイトで見た沢城みゆきさんのアニメキャラ集。ものすごい数のキャラクターを演じ分けているのを聴いて、感動しました。かっこいい、私もなりたいと思いました。

――今後放送の作品でのヒロイン役も続々決定。目標は?

 「どんなキャラクターにもなれる演技力を身につけ、しゃべり方や声の雰囲気で、いろいろな感情を表現できる声優になりたいです。ひとつひとつの作品を大事に演じていこうと思っています」

――「奏(かなで)」のボーカルも素敵でしたが、どんな音楽が好きですか?

 「ALI PROJECTさんやaikoさんのような半音を多用した不安定なメロディラインが好きです。需要があれば歌も頑張りたいです」

関連写真

  • アニメ『一週間フレンズ。』のヒロイン・藤宮香織役ほかさらなる飛躍が期待される雨宮天 (C)ORICON NewS inc.
  • 5月21日発売「奏(かなで)」のCDジャケット表面は涙を浮かべながら微笑むヒロイン・藤宮香織のイラスト(C)葉月抹茶/スクウェアエニックス・「一週間フレンズ。」製作委員会
  • 裏面には、ひたむきな笑顔を見せる長谷祐樹のイラスト(C)葉月抹茶/スクウェアエニックス・「一週間フレンズ。」製作委員会
  • アニメ『一週間フレンズ。』Blu-ray&DVD第1巻は6月18日発売(C)葉月抹茶/スクウェアエニックス・「一週間フレンズ。」製作委員会

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