昨年、大ヒットを巻き起こしたテレビアニメ『進撃の巨人』の総集編が、前後編に分けて劇場公開される。『劇場版「進撃の巨人」前編〜紅蓮の弓矢〜』は今冬公開決定、『劇場版「進撃の巨人」後編〜自由の翼〜』は来年公開予定。音響も今回の劇場用にリニューアルされる。

　同アニメは、諫山創氏の同名漫画（講談社『別冊少年マガジン』連載中）のアニメ化作品で、2013年4月より全25話がTOKYO MX、MBSほかで放送された。最大50メートル級の謎のヒト型怪物「巨人」たちが支配する世界を舞台に、巨大な防護壁の内側で生活している人類と、壁を超えて侵略してきた巨人たちとの凄絶な戦いを描いた物語。劇場版では前編で第1話から第13話、後編で第14話から第25話をカバーする。

　アニメーション制作はWIT STUDIO。監督に荒木哲郎氏、シリーズ構成に小林靖子氏、音楽に澤野弘之氏らが参加し、アニメならでは演出や音楽も高く評価され、『東京アニメアワードフェスティバル2014』テレビ部門グランプリなどを受賞。今回の劇場版のタイトル「紅蓮の弓矢」と「自由の翼」はオープニングテーマ曲のタイトルでもあり、担当したLinked Horizonが昨年大みそかの『第64回NHK紅白歌合戦』に初出場するなど、一大ムーブメントを巻き起こした。

　コミックス累計発行部数は3600万部を突破。来年公開予定の実写映画化プロジェクトも樋口真嗣監督のもと、俳優・三浦春馬の主演が決まるなど、着々と進行中。進撃はまだまだ止まらない。

　【アニメ公式サイト】http://www.shingeki.tv