今もプロ野球ファンの間で語り継がれている“舌禍事件”の張本人・元巨人の駒田徳広氏と元近鉄の加藤哲郎氏が、テレビ朝日系『お願い！ランキングGOLD 特別編 大きなお世話TV』（11日　後6：56〜8：54）で対面し、25年ぶりにあの騒動の真相について語り合うことが8日、わかった。

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　同事件は、1989年の日本シリーズで、巨人に3連勝していた近鉄の投手・加藤氏が「（巨人は）大したことなかったですね」と発言。これに発奮した巨人がその後3連勝し、大阪・藤井寺球場で迎えた最終第7戦で駒田氏が先制ホームランを放ち、ダイヤモンドを一周する際に、マウンド上の加藤氏に「バ〜カ！」と叫んだのだ。勝負は4連勝で巨人が日本一に輝いたが、それ以上に同シーンがファンの記憶に強く刻まれることになった。

　対面直前、駒田氏は「騒動の後に（加藤氏と）1〜2回お会いしたことはあるんですが、深い話はしていませんね。お互いに謝ることもないし、謝られることもないし。当時、ジャイアンツが名古屋から西へ遠征に行く時は、より強いファイティングポーズを取っている気持ちでいましたから、悪いことをしたという気持ちはなかったですね」とコメント。加藤氏との再会にも「久しぶりにファイティングポーズで臨もうと思います」と和解の雰囲気は一切なし。

　一方、「（あの騒動については）今でもいろんなところで言われます」という加藤氏も、爆笑問題・田中裕二から駒田氏に会いたいかと聞かれ「どっちでもいいです。別に怒ってはないですけど」と憮然とした態度で答えた。

　不穏な空気が漂う中、久しぶりに顔を合わせた二人だが、駒田氏は「これはね…、ハッキリ言います。飲まなきゃやってられない」と先制攻撃。どこかギクシャクした乾杯の後、加藤氏は「駒田さんの発言は後でVTRを観て気づいたんですけど、もしその場で聞こえていたら、次の打席で（球を駒田氏に）間違いなく当てていましたからね。ただ、あの試合で日本シリーズは終わってしまったんで」と本音をぶちまけた。そんな二人は、最終的に雪解けを迎えることができるのか。

　今回が1回目の放送となる同企画は、あることがキッカケで“共演”していない人たちを引き合わせ、当時のことを面と向かって話し合い、仲直りしてもらう、当事者にとっては“大きなお世話”かもしれないお願い企画。そのほか、5年前に共演した際に起こった「ブチギレ！お蔵入り事件」で亀裂が入ったウド鈴木（キャイ〜ン）とカルーセル麻紀、『紅白歌合戦』での暴言事件以来、23年もの間分かり合えていない元チェッカーズの鶴久政治と森口博子も出演。今だから聞ける、話せる――本音をぶつけ合うことで、真の和解を遂げることはできるのか!?