女優の吉永小百合、落語家の笑福亭鶴瓶が18日、都内で行われた映画『ふしぎな岬の物語』（2014年秋公開）の製作発表会に出席した。同作の主演と企画を担当する吉永から「私と特別な熱い関係」と役柄を紹介された鶴瓶は、大の“サユリスト”として知られるタモリに再共演を自慢したといい、タモリから「『あの役は元々僕に来ていた』って、いやしい嘘つかれた」と暴露し、笑いを誘っていた。

　吉永と鶴瓶は、2010年公開の映画『おとうと』で共演しており、この日も吉永が「私の弟です」と紹介するなど親しげな様子。鶴瓶が、吉永から直々にオファーの手紙をもらったと誇ると、吉永は「すみません、タモリさん」と茶目っ気たっぷりに呼びかけていた。

　同作は、千葉県明鐘岬に実在する喫茶店を舞台にした森沢明夫氏の『虹の岬の喫茶店』を原作に、穏やかな生活が営まれているカフェに集まる人々と女店主の心温まる交流が描く。吉永、鶴瓶のほか阿部寛、竹内結子が脇を固める。2014年2月にクランクイン予定。