スタジオジブリの高畑勲監督最新作『かぐや姫の物語』(11月23日公開)の中間報告会見が17日、都内で開かれ、鈴木敏夫プロデューサー(P)から名作アニメ『アルプスの少女ハイジ』(1973年)との関係性が明かされた。『かぐや姫〜』には、『ハイジ』へのオマージュともとれるシーンが度々登場するといい、鈴木Pは「見比べると面白いですよ」と期待感をあおっていた。
『アルプスの少女ハイジ』は、若き日の高畑監督が演出、宮崎駿氏が場面設定・画面構成を手がけた作品。鈴木Pは「ハイジの原作(スイス人作家ヨハンナ・シュピーリの『ハイジ』)は17ページぐらいのすごく短い物語で、キリスト教の布教の話。それを毎週30分、1年間52話のテレビアニメにするんだけど、起きた出来事はそのままだけど、その時ハイジはどう思ったのかをアニメにしていった。それと同じことをこの『かぐや姫の物語』でもしているんです」と説明。
実は、『ハイジ』との関係性に気づいたのは、ほかでもない盟友・宮崎氏。『かぐや姫〜』の制作の遅れを心配していた宮崎氏に、鈴木Pが「物語はそのままやっているんだけれど、間にかぐや姫の気持ちが入るんですよ」と説明した瞬間、宮崎氏の顔色が変わり「『ハイジ』をやろうとしているんだ」と言ったという。
『ハイジ』を作り終えた後、宮崎氏は「いつの日か、日本を舞台に『ハイジ』をつくりたい」と言い、それを聞いて高畑監督も「やるべき」と答えたという。そんな40年前の二人の思いが、『かぐや姫〜』で結実する。
『アルプスの少女ハイジ』は、若き日の高畑監督が演出、宮崎駿氏が場面設定・画面構成を手がけた作品。鈴木Pは「ハイジの原作(スイス人作家ヨハンナ・シュピーリの『ハイジ』)は17ページぐらいのすごく短い物語で、キリスト教の布教の話。それを毎週30分、1年間52話のテレビアニメにするんだけど、起きた出来事はそのままだけど、その時ハイジはどう思ったのかをアニメにしていった。それと同じことをこの『かぐや姫の物語』でもしているんです」と説明。
実は、『ハイジ』との関係性に気づいたのは、ほかでもない盟友・宮崎氏。『かぐや姫〜』の制作の遅れを心配していた宮崎氏に、鈴木Pが「物語はそのままやっているんだけれど、間にかぐや姫の気持ちが入るんですよ」と説明した瞬間、宮崎氏の顔色が変わり「『ハイジ』をやろうとしているんだ」と言ったという。
『ハイジ』を作り終えた後、宮崎氏は「いつの日か、日本を舞台に『ハイジ』をつくりたい」と言い、それを聞いて高畑監督も「やるべき」と答えたという。そんな40年前の二人の思いが、『かぐや姫〜』で結実する。
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2013/09/17