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ジブリ『風立ちぬ』ランキングV5達成 トロント映画祭にも出品

 興行通信社による8月17日・18日の週末『全国映画動員ランキングトップ10』で、スタジオジブリ・宮崎駿監督の『風立ちぬ』が5週連続で1位を獲得したことが19日、わかった。また、イタリアの『第70回ベネチア国際映画祭』(8月28日〜9月7日)に続き、カナダの『第38回トロント国際映画祭』(9月5日〜15日)への出品が決まるなど、海外からの注目も高まっている。

トロント国際映画祭への出品も決まった宮崎駿監督作『風立ちぬ』(公開中)(C)2013 二馬力・GNDHDDTK

トロント国際映画祭への出品も決まった宮崎駿監督作『風立ちぬ』(公開中)(C)2013 二馬力・GNDHDDTK

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 土日2日間の成績は動員35万2322人、興収4億7379万5100円をあげ、動員前週比92.8%と好成績をキープ。公開30日間で累計動員580万人、累計興収72億円を突破した。

 トロント国際映画祭は、北米最大規模の来場者数を誇る映画祭で、ハリウッドでは“オスカーレースの前哨戦”とも言われる。1976年に創設されて以来、ノン・コンペティションであることが特徴で、最高賞である観客賞(ピープルズ・チョイス・アウォード)は文字通り観客投票によって選定され、ここで評判のよかった作品がアカデミー賞の筆頭候補にあがる傾向が強くなっているからだ。

 2003年には北野武監督の『座頭市』が観客賞を、昨年は園子温監督の『希望の国』がNETPAC審査委員賞を受賞するなど、日本映画も高い評価を受けており、今年も是枝裕和監督・福山雅治主演の『そして父になる』や黒沢清監督の『リアル〜完全なる首長竜の日〜』、松本人志監督の『R100』、李相日監督・渡辺謙主演の『許されざる者』などが上映される。

 宮崎駿監督作が同映画祭に参加するのは、スタジオジブリが本格的に北米配給の展開をはじめた『もののけ姫』(1999年の第23回)、『千と千尋の神隠し』(2001年の第25回)以来、3度目で、今回の『風立ちぬ』は、世界を代表する映画作家の作品を集めたスペシャル・プレゼンテーション部門へ出品される。ほかに、2011年の第36回に『コクリコ坂から』の宮崎吾朗監督が参加している。

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