演出家・宮本亜門が15日、KAAT神奈川芸術劇場で行われた舞台『iSAMU』公開舞台けいこ前に報道陣の取材に応じ、土屋アンナ主演舞台や穂のか出演舞台が相次いで公演中止になっていることについて“舞台人”として言及した。

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　宮本は「日本の場合は、アンダースタディ（代役）がいないんですよ。海外ではいて準備するんだけど、（日本の舞台は）本当に役者にかかっている」と説明。「体調管理も大変だし、いままで中止にならずにギリギリのスケジュールの中、よくやってきているなと思っている」と日本の舞台ビジネスの現状を心配した。

　一連の騒動には「舞台陣で心配していたんだよね」と横に並んだキャストたちに目配せをすると、美波が「中止になっているのは舞台だけじゃないじゃん。映画だって、この前だって雨で（隅田川）花火も中止になったし…」と返答。宮本は「美波ちゃんの中では一緒かもしれないけど、役者と花火って関係ある？」と笑いながらフォローしていた。

　取材会には、窪塚洋介、ジュリー・ドレフュス、小島聖が出席。波瀾万丈な人生を歩んだ芸術家イサム・ノグチの生き方を描いた同作は、きょうから18日まで同所で上演。21日から27日は東京・渋谷パルコ劇場、30日は香川県・サンポート高松で上演される。