お嬢様の目は、節穴でございますか――。耳を疑う毒舌を吐く執事・影山とお嬢様刑事・宝生麗子の名コンビが殺人事件に挑む『謎解きはディナーのあとで』(小学館)は、2011年に嵐・櫻井翔と北川景子で連ドラ化され、現在劇場版が公開中。そこで、ORICON STYLE“Career”では、同作の生みの親・東川篤哉氏にインタビューを実施。脱サラしてから苦節15年。ヒット作に恵まれなかった東川氏の作家人生を変えた「毒舌執事」誕生の瞬間とは? 大学を卒業して一般企業に就職するも「馴染めなくて(笑)」と辞職。学生時代からその時まで小説を書き上げた経験は無かったが、「失業中は時間があるから、昔から好きだったミステリをたくさん読みました。そのうちに“書けそうだな”と思ったんですよね」と、作家転身を飄々と語る東川氏は、いわゆる“作家先生”とは少し違った雰囲気がある。
2013/08/08