1973年に日伊合作で第1期アニメが放送され、次いで1992年に第2期アニメがテレビ東京で放送されて人気を博した『カリメロ』の新シリーズが製作されることが13日、明らかになった。

　日本でも人気の高いイタリア生まれのキャラクター、カリメロは、ニーノとトニーのパゴット兄弟とイニャツィオ・コルナギによって1963年に生み出されたキャラクターで、今年生誕50周年を迎える。いつも卵の殻をかぶった黒いヒヨコのカリメロが、ガールフレンドのプリシラや、いじめっこのピーターらとともに、小さな冒険を通じて成長していく心温まる物語。

　フランスのアニメ制作会社ゴーモンアニメーション、イタリアのスタジオ・カンペデリ、原作管理会社のカリドラが進めている新作企画に、日本から講談社とテレビ東京が出資し、参画する。

　ゴーモンアニメーションは、日本でも大ヒットした映画『最強のふたり』（2011年）で知られる仏大手映画会社ゴーモンのアニメ部門。アニメ事業で海外との共同製作を推進しているテレ東だが、欧州とのプロジェクトは今回が初となる。また、今回はシリーズ初のコンピューターグラフィックスによる制作で、欧州の片田舎をイメージさせる舞台設定をはじめ、ほのぼのとしたカリメロの世界観を美しい映像で描き出す。日本では2014年放送開始予定。