女優の杏が24日、ヒロインを務めるNHK朝の連続テレビ小説『ごちそうさん』（10月放送）の奈良ロケに臨み、共演の前田亜季、宮嶋麻衣と共に会見に応じた。

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　前日の収録で“クランクイン”した杏は「すごく心地よい2日間でした。10ヶ月の撮影期間というと、まだまだ始まったばかりかなと、ふと気の遠くなるような思いもあるんですけれども、とっても楽しかった2日間で、すごくいいチームワークを作っていけるなという確信が持てました」と早くも手応え。「早く出来上がりが観たい」と声を弾ませた。

　この日、ロケを行った場所は、創立が明治末という奈良女子大学（旧奈良女子高等師範学校）。大正10年過ぎというドラマの舞台設定に近く、まさに当時の女学生たちが一生懸命勉強し青春を謳歌していた由緒ある場所で、ヒロインたちの登校シーンなどが撮影された。

　ヒロイン・め以子を演じる杏は「これからどんどんシーンを重ねていって、め以子が自分の体の中にしみていくという中で、それを一番体現できるロケからスタートできたということをとてもうれしく思っています」と充実したロケを振り返っていた。

　め以子の同級生・堀之端桜子を演じる前田は「女学生時代からスタートしているんですけれども、監督から『“キャイキャイ”した感じを出して』ということで、そういう雰囲気で3人で楽しくスタートできたので良かった」とニッコリ。同じく同級生・野川民子役の宮嶋も「大正時代を一所懸命生きたいな」と意気込んでいた。

　同作では、東京の洋食屋の娘として美味しいものをたくさん食べて育った食いしん坊のヒロイン・め以子が、へんくつな大阪出身の男のもとへ嫁ぎ、激動の大正、昭和を生き抜く半生を描いていく。