女優の菅野美穂（35）が22日、都内で行なわれた映画『奇跡のリンゴ』（6月8日公開）の完成披露舞台あいさつに出席した。今月2日に俳優・堺雅人（39）と結婚したばかりの菅野があいさつしようとすると、客席からは「美穂ちゃん、結婚おめでとう〜！」と祝福の嵐。菅野は思わず吹き出し「あ、ありがとうございます…恥ずかしいですね…」と照れ笑いしながら応えた。

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　同作は農薬に敏感な体質を持つ妻・美栄子（菅野）のために世界で初めてリンゴの“完全無農薬栽培”に挑んだ実在のリンゴ農家・木村秋則氏（阿部サダヲ）と彼を支える家族の物語。

　3児の母親を演じた菅野は、子役の畠山紬、渡邉空美、小泉颯野が立派にあいさつすると「しっかりあいさつできていて母としては涙です」と感慨深け。子どもたちに「大きくなったね、日焼けした？」と声を掛けたり「すくすく育ってほしいし、（その一方で）大きくならないでほしい」と優しく語りかけた。また撮影時は「お芝居のことを話すというより、一緒にお弁当食べたり、カメムシを見つけたり、ちょっとずつ家族になっていった感じがします」と、満面の笑みで振り返った。

　そんな菅野の“母親ぶり”に対し子役3人は「優しかった」「遊んでくれた」と口を揃えて絶賛。一方、父親役である「阿部さんは？」と聞かれると「うーん…」と口ごもり、阿部はガックリ肩を落とした。

　舞台あいさつには他に、池内博之、伊武雅刀、原田美枝子、音楽を担当した久石譲、中村義洋監督が出席。同作のモデルとなった木村氏も登場。本物の“奇跡のリンゴ”を一人ずつに手渡して、出演者を喜ばせた。