俳優の三國連太郎さん(享年90)が14日に急性心不全で死去したことを受け、映画『釣りバカ日誌』シリーズで20年以上夫婦役で共演した女優・奈良岡朋子(83)が15日、所属事務所を通じてFAXでお悔やみのコメントを寄せた。
同シリーズで三國さん演じたスーさんこと鈴木一之助の妻・久江役を演じた奈良岡は「今思えば『釣りバカ日誌ファイナル』(2009年公開)でお別れしたきりでしたが、あれが本当のお別れだったのかと…」と悲痛な心情を吐露。
三國さんとの出会いは「きっと映画の撮影所」だったといい「戦後の新しいタイプのスターとしてデビューを飾った三國さんは、その日本人離れした風貌とともに私に強烈な印象を残しました」と当時の様子を振り返った。
初共演は大阪・朝日放送のドラマ『戦国艶物語』(1969年)で、三國さんは豊臣秀吉を好演。「三國さんは若い頃から芝居の度にいろいろな工夫をされる方でしたから、ある日どこで調べたのか、秀吉は化粧をしていたと言って口紅を塗っていらしたこともありました」と、役作りの段階からこだわるスタイルを貫いた三國さんの印象的なエピソードを明かした。
最後に奈良岡は「スーさんがいなくなってしまったのですね。これからは佐藤浩市さんのお仕事を見続けながら私の中の三國さんを思い出すことでしょう。合掌」と結び、故人を偲んだ。
同シリーズで三國さん演じたスーさんこと鈴木一之助の妻・久江役を演じた奈良岡は「今思えば『釣りバカ日誌ファイナル』(2009年公開)でお別れしたきりでしたが、あれが本当のお別れだったのかと…」と悲痛な心情を吐露。
三國さんとの出会いは「きっと映画の撮影所」だったといい「戦後の新しいタイプのスターとしてデビューを飾った三國さんは、その日本人離れした風貌とともに私に強烈な印象を残しました」と当時の様子を振り返った。
初共演は大阪・朝日放送のドラマ『戦国艶物語』(1969年)で、三國さんは豊臣秀吉を好演。「三國さんは若い頃から芝居の度にいろいろな工夫をされる方でしたから、ある日どこで調べたのか、秀吉は化粧をしていたと言って口紅を塗っていらしたこともありました」と、役作りの段階からこだわるスタイルを貫いた三國さんの印象的なエピソードを明かした。
最後に奈良岡は「スーさんがいなくなってしまったのですね。これからは佐藤浩市さんのお仕事を見続けながら私の中の三國さんを思い出すことでしょう。合掌」と結び、故人を偲んだ。
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2013/04/15