オリコンDDが今年で4度目となる『節電に関する意識・実態調査』の結果を、先ごろ発表した。東日本大震災後から依然「節電」への意識は高く、【できる限り節電に協力したい】が96.6%。しかし、実際に【節電している/継続している】人は、41.2%で震災直後より10ポイント減となった。節電が続かない理由として「ストレスを感じてきた」(大阪府/40代/男性)、「夏場はやはり苦しい」(大阪府/60代/男性)との声も挙がり、震災から3度目の夏を目前に控え、“節電=我慢”という捉え方から、節電疲れが顕著化しているといえそうだ。 震災直後と比べると節電を継続している人は減っているが、「節電よりも生活を快適に過ごすことが重要だと思う?」という設問では、【あてはまらない】(7.9%)、【あまりあてはまらない】(53.8%)が合計61.7%と、決して節電に消極的なわけではない。「節電することは社会的責任だと思う?」という設問でも【あてはまる】(20.9%)、【ややあてはまる】(56.4%)となり、社会的な必要性も強く感じているようだ。
2013/04/01