女優の川口春奈が、テレビ朝日系の単発新番組『爆笑プラス1ショー』（4月7日放送、後2：00）でバラエティー番組の司会に初挑戦。このほど都内で無事収録を終えた川口を直撃すると、「緊張でカミカミでしたが、新鮮でしたし、新しいことに挑戦したって感じ。もうドキドキでした」と興奮冷めやらぬ様子で手応えを語った。

　同番組は、ネタ自慢の人気お笑いコンビにタレントや俳優を“プラスワン”し、新ユニットとして真剣にネタを披露。200人の観客による“審査”で、No.1を決める新しいスタイルのネタ見せ番組。出演するのは「COWCOW＋具志堅用高」「TKO＋岡本信人」「ハマカーン＋山村紅葉」「ロバート＋アグネス・チャン」「たんぽぽ＋芹那」「小籔千豊＋山下真司」の6組。司会もバラエティーでおなじみの東野幸治に川口を“プラスワン”した趣向だ。

　川口はオファー時を「MCと聞いた時、不安でしょうがなくて、『そんな〜、できません』みたいな感じだったんですけど、もともとお笑いがすごく好きというのもあって、楽しみだし、仕事の幅が広がるという意味でもすごく楽しみでした」と振り返り、「困ったときは東野さんを見ようと決めていた。いろいろフォローしてくださって、本当に助かりました。楽しかったです」と安堵。

　収録では、アントニオ猪木のような変顔まで披露した川口。自己評価を聞くと「3点です。緊張してダメですね。カンペばかりみちゃいますね」と視線を落とした。隣で話を聞いていた東野が「100点ですね。来ていただいただけで」とフォローすると、川口は顔を挙げて「じゃ、100点で」と笑顔をみせた。

　東野は「天然の要素の強い子。女優さんですけど、バラエティーにも出てほしい逸材だなと、前から薄々思っていたんです。春奈ちゃんの隣にいて、ネタをやりたがっているのがひしひしと伝わって来ましたし。春奈ちゃんが好きなFUJIWARAに“プラスワン”して、原西（孝幸）とギャグ合戦をしてほしい」と川口のポテンシャルに期待を寄せる。

　川口も「お芝居ができる人は漫才もできるんだな、さすがだなと、つくづく思いました。漫才やコントもやってみたい。FUJIWARAさんとできるなら、夢ですけど」と希望を抱きつつ、「これからもっと芝居をしたいと思いました。映画とかドラマとか。このような舞台に立てるようになるためにも、いろんな作品で頑張りたい」と女優業への意欲を新たにしていた。

　今回、舞台経験などを含めて長いキャリアを持つ役者たちが、お笑いコンビに“プラスワン”され、見事な化学反応で観客を大いに笑わせた。東野も「芸人も面白いけど、役者さんもスイッチが入るとすごく跳ねるというか、生きるというか、新しい一面を見ることができた」と感心しきり。特に、自身の代表作『スクールウォーズ』をネタにした山下真司の吹っ切れた“怪演”は見ものだ。