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横綱・白鵬、昭和の大横綱・大鵬との“最後の会話”秘話

 大相撲の横綱・白鵬が14日、東京・赤坂のTBSで自身のドキュメンタリー『白鵬と大鵬 最後の会話』(2月24日 後2:00)のナレーション収録後、会見した。同局のカメラが1年間密着する中、はからずもカメラが記録した昭和の大横綱・大鵬こと納谷幸喜さんとの“最後の会話”。VTRで“角界の父”と慕う納谷さんの言葉を改めて聞いた白鵬は「一つでも二つでも(大鵬の記録に)近づけたいという思いが改めて湧いてきました」と力を込めた。

ナレーション収録を行った横綱・白鵬 (C)ORICON DD inc.

ナレーション収録を行った横綱・白鵬 (C)ORICON DD inc.

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 1月17日、初場所5日目の早朝。白鵬は昨年から体調を崩していた納谷さんの自宅を訪ねた。昨年、優勝回数が歴代単独5位の23回に達し、「納谷さんが打ち立てた金字塔、史上最多優勝32回を目指す」という自らの決意を告げるためだった。そんな白鵬に、納谷さんは厳しくも愛情に満ちた言葉で激励。わずか5分にも満たない2人の会話だったが、これが2人の最後の会話、納谷さんの生前最後の映像になってしまった。

 白鵬は「(体調が悪いのに訪ねて)悪かったかな」いう思いと、「最後の最後に呼んでくれたのかな」という両方の思いから少ししんみり。番組名に「大鵬」と「白鵬」の文字が並ぶことを「こんなに光栄なことはない」といい、「2つの国で生きていけるのは幸せ。生まれたモンゴル、育ててくれた日本、両国のかけ橋になって、大相撲に恩返しして、そこからさらに活動を広げていきたい」と未来を見つめた。

 番組では、名実ともに平成の大横綱となった白鵬に1年間密着取材を敢行。白鵬が将来の夢のために自ら新弟子をスカウトしに足を運ぶ姿や、母国モンゴルで見せた一人の青年としての素顔、新たな高みを目指して戦った今年の初場所の舞台裏など、白鵬が歩む相撲道に迫る。昨年の九州場所の後、話題になった日本国籍取得についても「この番組を観て感じてほしい」とファンに呼びかけていた。

 白鵬のナレーションは、昨年2月26日放送の『白鵬、日本の横綱として』(同局系)に続き、2度目。前回は、初めてということもあり、収録に時間がかかったが、今回は予定どおり1時間足らずで終了した。「(スタッフから)去年より良かったといってもらえた。100点満点でいきたいと思います」と自信をのぞかせていた。

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  • ナレーション収録を行った横綱・白鵬 (C)ORICON DD inc.
  • 収録の様子 (C)ORICON DD inc.

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