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ジブリ初、高畑勲&宮崎駿監督の最新作2作同日公開

 2013年夏にスタジオジブリ最新作として高畑勲監督の『かぐや姫の物語』と宮崎駿監督の『風立ちぬ』の2作が同日公開されることが13日、都内で行われた「2013年度東宝作品ラインナップ発表」の場で明らかになった。ジブリの鈴木敏夫プロデューサーは会見で、『かぐや姫の物語』について「『アルプスの少女ハイジ』を日本でやると、こうなるんだな」と思いました」。『風立ちぬ』は「一言で言うと、『堀越二郎』の話です。ゼロ戦を設計した人の生涯の話に、堀辰夫の恋物語をドッキングさせたらどんなお話になるだろう。そういうところから、始まりました」と説明している。

会見写真鈴木PD小データ

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 高畑監督と宮崎監督がそろうのは、1988年の『火垂るの墓』(高畑監督)&『となりのトトロ』(宮崎駿監督)の同時上映以来、25年ぶり。今回は、それぞれ独立した長編映画として興行を行い、それも同日公開されるのはスタジオジブリ初となる。鈴木プロデューサーは「来年はそれぞれ独立した作品として、2本同じ日に公開をしてみようと考えた次第です。当初は『かぐや姫』を公開して、その後に『風立ちぬ』を公開しようと思っていたのですが、諸般の事情によりこうなりました」と話した。

 高畑監督は『ホーホケキョ となりの山田くん』(1999年)以来、14年ぶりの作品。古典の『竹取物語』を題材に2005年から企画は動いていたという。鈴木プロデューサーは「高畑さんの手にかかると、かぐや姫の身に何が起こったのか、何を思ったのか、それをちゃんと描くことで、ちゃんと(長編)映画になる。しかし、最初に出てきたシナリオを読むと、(映画にしたら)3時間半かかるものだったんです(笑)。ちなみに『となりの山田くん』の時は7時間半でした(笑)。足かけ7年、僕もこんなに時間がかかるとは思ってもいませんでした」。高畑監督自身も「もしかしたらこれは、僕の最高傑作になる」と笑いながら話しているという。

 一方、宮崎監督は『崖の上のポニョ』(2008年)以来、5年ぶりの作品。鈴木プロデューサーは「宮崎駿は戦争関係のものに対して非常に造詣が深く、堀越二郎という人を個人的趣味としていろいろ調べていたんです」と作品につながるきっかけを明かし、「堀越が10歳の少年時代から、物語は始まります。子供の頃から空に憧れて飛行機に乗りたかった少年が大人になって飛行機の仕事に携わろうと思った時に、時代は戦争の時代。そこで彼が作らなきゃいけないものが、艦上戦闘機だったという話です」。

 作品のテーマには、戦争の兵器である戦闘機などが好きな自分と、戦争反対を訴える自分、そんな矛盾を抱えた宮崎監督自身が投影されるという。鈴木プロデューサーは「宮崎駿は昭和16年生まれ。戦争というものを避けて通れない。なんで自分みたいな人間が出来たんだろうということを映画の中で明らかにしたいと、そう話していました」。

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  • 2013年夏に公開されるスタジオジブリ最新作『かぐや姫の物語』(左)と、『風立ちぬ』 (C)2013 畑事務所・GNDHDDTK/(C) 2013 二馬力・GNDHDDTK

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