女優の田中麗奈が12日、東京・渋谷のNHKで主演ドラマ『歩く、歩く、歩く〜四国　遍路道〜』の完成試写会に出席した。愛媛・NHK松山放送局制作の同ドラマは10月中旬から11月初旬まで、愛媛県内9市町でロケを敢行。映画デビュー作『がんばっていきまっしょい』（1998年）の撮影で訪れるなど、同県に縁ある田中は「役者として今回の現場に居られたことを幸せだな、うれしいなと実感しました。今回のことは宝物になっていますし、貴重な体験させていただきました、感謝しています」とかみしめた。

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　一軒の善根宿（ぜんこんやど）に泊まり合わせた遍路たちと、宿の女主人が織りなすヒューマンドラマ。新しい人生の道を探そうと、東京から四国にやってきて遍路の旅をしている主人公・葉山美砂を演じた田中は「私に向かって頑張れと応援してくれているようなお話で、脚本を読みながら勇気をもらいました」と思い入れたっぷりに話した。

　試写会には女主人役のいしだあゆみ、遍路の旅人を演じる井上順、永山絢斗、音楽担当の作曲家・チェリストの溝口肇、脚本家の渡辺千穂氏らも出席。溝口は「ドラマで遺影になるのは2回目。セリフはなかったんですが、とんでもない役をやらせていただきました」と出演も果たし、「音楽はプロですが、私のアップは忘れて下さい。ドラマはどうぞよろしくお願いします」とアピールしていた。

　同ドラマは来年1月20日（日）午後10時より放送される。