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【トレンド検証】名曲を“歌い継ぐ”カバーアルバム7作が同時TOP50入り

 本誌11月12日号でも特集したカバーアルバム。同記事で藤倉尚氏(ユニバーサル ミュージック合同会社 副社長 兼 執行役員 邦楽統括)が「今やひとつのシーンであり、ジャンル化している」と語っているように、各社から多種多様なタイトルが発売され、ランキング上位にも複数作が毎週のように登場している。

BENIのカバーアルバム『COVER 2』

BENIのカバーアルバム『COVER 2』

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 特に10月31日の柴田淳樹里からんノラ・ジョーンズ、さらに11月7日のBENIMs.OOJA吉川友AHN MIKAなど2週続けてリリースが重なったこともあり、11月12日付では、カバーアルバム7作品が同時TOP50入りする結果となった。

 その中でも一歩抜きんでる作品には共通点も見られる。たとえば柴田淳の『COVER 70’s』(累積1.5万枚、初登場7位)はすべて自身で選曲を行い、プロモーションに際しても、本人の意見を大きく反映させながら進められたという。

 また、BENI『COVERS 2』でも収録13曲中、10曲の英語詞をBENI本人が執筆するなど、積極的に制作に携わっている姿勢が見える。前述の藤倉氏はカバー作品のヒットのポイントの一つとして「原曲のアーティストを尊敬しつつ、勝負する覚悟が必要。それは譜割に忠実かどうか、という点にも表れる」と指摘する。つまり、アーティストはもちろん、スタッフ全員の、原曲を「歌い継ぐ」姿勢こそがヒットのカギとも言えそうだ。

 なお、ベスト盤『OPUS 〜 ALL TIME BEST 1975〜2012 〜』が好セールス(累積売上49.2万枚)を続ける山下達郎の「クリスマス・イブ」は、BENIの『COVER 2』に英語詞バージョンが収録。さらに11月28日発売予定のRakeのクリスマス・ソングを英語詞でカバーしたミニアルバム『I Sing a Song 〜 for Christmas 〜』にも収められている。

 山下達郎は、11月19日号で紹介したように、クリスマスに向けて、同楽曲をベスト盤のリードトラックとしたプロモーションを強化中。再び脚光が集まる中、こうして名曲とともに、様々なアーティストによるカバー作品が同時期に複数リリースされることは、より幅広い年齢層に新たな「音楽」を提供していくことにも繋がるだろう。その先には業界全体の活性化も見えてくる。(オリジナル コンフィデンスより)
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関連写真

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