TBS系であす30日、『甦る昭和の歌姫伝説3』（後7：00）が放送される。「昭和」の時代を彩った歌手とそのヒット曲の一つひとつに隠された秘話を掘り起こしていく特番の第3弾に、“元祖”歌姫、中森明菜が登場する。デビュー前の秘蔵映像や、関係者のインタビューなどから、今年歌手デビュー30周年の明菜の歌にかける想いに迫る。

　1982（昭和57）年のデビュー当時から、歌や衣装をスタッフ任せにせずに自分の考えを伝え、セルフ・プロデュースするアイドルの先駆けだった明菜。番組ではデビュー前の秘蔵映像を初公開。16歳とは思えないほど堂々とした姿を見せる。また、セカンドシングル「少女A」のイベントを行う姿もテレビ初公開する。

　『ザ・ベストテン』（同局系）で初めて第1位を獲得した3枚目のシングル「セカンド・ラブ」（82年）、斬新な衣装が注目を浴びた「飾りじゃないのよ涙は」（84年）、そして「ミ・アモーレ」（85年）と「DESIRE」（86年）で女性として初めて2年連続日本レコード大賞を受賞するなど、多くの人々を魅了した明菜ワールドを振り返る。

　そのほか、双子の姉妹デュオ、ザ・ピーナツの誕生秘話、「伊勢佐木町ブルース」（68年）で知られる故・青江三奈さんの波乱万丈な人生と、亡くなった後に発売された「炎のように火のように」の未公開レコーディング映像を初公開、そして、デビュー曲の「ペッパー警部」（76年）以来、振り付けを担当してきた土居甫氏とピンク・レディーとの絆を追う。