俳優の西田敏行（64）が18日、都内で行われたバイオレンス映画『アウトレイジ ビヨンド』（北野武監督）のジャパンプレミアに登壇した。自ら熱烈な逆オファーで出演した西田は「念願の北野組の役者として参加させてもらってうれしい」と笑顔。関西系ヤクザの若頭役として撮影中怒鳴りまくり、「体の中にあった膿（うみ）みたいなものが全部出てスッキリしたのか、血圧も正常に戻りました。ありがとうございました」と違った視点で感謝を伝えた。

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　同作は「全員悪人 完結。」と銘打たれた北野監督初の続編映画。前作から5年後を描き、関東一のヤクザ・山王会、対抗する関西ヤクザ・花菱会、警察、“出所”する大友（ビートたけし）による四つ巴の熾烈な勢力争いが繰り広げられる。

　山王会2代目会長役の三浦友和は「1作目のラストで上り詰めた人間の末路をみていただきたい」とかっこよくアピール。同じく2作連続の出演で、山王会若頭を演じた加瀬亮は「出世して若頭になったのですがどうやら器じゃなかったみたいで。ひどい目に遭いますが楽しんでみてください」と笑いを誘っていた。

　舞台あいさつにはほかに北野監督、中野英雄、松重豊、小日向文世、新井浩文、塩見三省、中尾彬、神山繁らが登壇。映画『アウトレイジ ビヨンド』は10月6日（土）より全国で公開。