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阿部真央にとって渋谷公会堂は、5年前にデビューのきっかけとなった『YAMAHA TEENS'MUSIC FESTIVAL』の決勝大会が開催された思い出の地だ。2DAYSの初日、7月30日のライブに特別な感情を持って同公演を迎えたという阿部。
19時の開演時間と同時に場内が暗転し、ピンクのチューブ トップに花柄のパンツという華やかな夏の装いでステージに現れた彼女は、最新アルバム『戦いは終わらない』の1曲目でもあるオープニング・ナ ンバー『How are you?』から迫力に満ちたパフォーマンスを披露。2000人の観客で埋め尽くされた会場からは大きな拍手と歓声が上がったという。
阿部は、男性メンバーのみで構成されたバンドが響かせるダイナミックなロック・サウンドをバックに、パワフルな低音域の魅力を発揮。『世界はまだ君を知らない』では、キュートな声色と瑞々しいポップ・モードを全開にし、多彩な表現力で観客を魅了した。
また、「あらためまして、今晩は!阿部真央です!今日できる最高の、そして今までで最高のステージをお見せします」と宣言を経て披露したのは、ピアノと1対1で向き合う『側にいて』(piano ver.)だ。阿部にとって代表曲とも言えるバラードを、切実な情感を込めて唄い上げた。その後も『戦いは終わらない』に収録された楽曲を中心に、ライブで人気の高い過去曲を披露。
ライブの途中、阿部は「私は5年前、17歳の秋にこの渋谷公会堂で行われた『TEENS’ MUSIC FESTIVAL』に出場して、デビューのチャンスをつかみました」とコメント。そして、「5年後に同じ会場で私のファンで埋め尽くされたライブができている。それは私自身も予想だにしていないことでした。どのライブも大切だけれど、やっぱり今日は感慨深いです」と嬉しそうに語り、今このステージに自分が立っているのは、みんなのおかげであると観客に感謝の気持ちを伝えた。本編のラストには、阿部がファンのために作ったという楽曲を披露し、この日のライブは終了。
『阿部真央らいぶ No.4』は、残すところ4公演。9月1日の最終公演は、阿部の故郷である大分にて行われる。
なお、阿部がデビューするきっかけとなったヤマハグループが主催する音楽コンテスト『The 6th Music Revolution』が現在参加者を募集中。23歳以下のアマチュアミュージシャンのための同コンテストは、音楽スタイル、ジャンルは全て自由で、カラオケ、コピー曲でも参加可能となっている。応募締切は8月31日(デモテープ応募の東京エリアは既に終了)。応募要項等の詳細は、現在発売中の月刊デ☆ビュー9月号ほか、WEBデ☆ビュー、モバイルサイト「デビューしようよ」に掲載されている。
『The 6th Music Revolution』の詳細
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2012/08/03