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アニメ界を牽引する杉井&細田監督が初対談「一緒に頑張って行きましょう」

 日本アニメ界を牽引してきた大御所・杉井ギサブロー監督(71)と、映画『サマーウォーズ』で一躍人気を博した新鋭・細田守監督(44)が、お互いの新作公開を目前に控え、このほど都内某所で初の“監督対談”を行った。2人は作品の感想を通じてクリエイターとしての才能を讃え合い、最後には「これからもアニメーション監督として一緒に頑張って行きましょう!」と、固い握手を交わした。

初の対談で固い握手を交わす日本アニメの大御所・杉井ギサブロー監督(71)と、新鋭・細田守監督(44/左)

初の対談で固い握手を交わす日本アニメの大御所・杉井ギサブロー監督(71)と、新鋭・細田守監督(44/左)

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 1960年代の日本アニメ創成期からクリエイターとして第一線で活躍し、テレビアニメ『鉄腕アトム』にはじまり『タッチ』、『ナイン』、そして映画『銀河鉄道の夜』、『あらしのよるに』など、数々の名作を送り出してきた杉井氏。最新作は、宮沢賢治原作の『グスコーブドリの伝記』(7日公開)で、大飢饉に見舞われ家族を失った主人公が、前を向き、世界を救うために立ちあがる感動作となっている。

 細田監督は大先輩の杉井監督を前に、「この夏に観るべき映画だと強く感じました」と力強く語る。「イーハトーヴの風景、素晴しい世界というのがありながら、一方で今日的なテーマを深く描いている映画でもあり、僕らがこれから日本人として『どういうふうに生きていくのか』を考えさせられます」と、作品の美しさと世界観、宮沢氏が残した未来への希望を重ね合わせ、「とても意義のある映画だと思います」と作品に敬意を評した。

 一方、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』などで海外の映画祭でも数々の賞に輝いた今後の日本アニメを背負う細田監督が手掛ける最新作は、『おおかみこどもの雨と雪』(21日公開)。おおかみおとこと人間の女性・花が恋をし、子どもを持ち、その子どもたちが巣立っていくまでを描いたハートフル作品となっている。

 杉井監督は「人間であれ動物であれ、ある生命が生まれて育てられて、一人前になっていく過程があってはじめて成長する。そこにある細田監督の目線の厳しさと優しさががんがん伝わってくる」と作品の魅力に引き込まれた様子。「子どもたちがちゃんと受け継いで一人前になっていくのを必死で守っていく『母性』というものを楽しく、ある意味では厳しく、アニメーションなのに行間をリアルに伝えてくる作品」と絶賛。「めずらしくほろっとしながら観て、感動させてもらいました」と、若い才能を高く評価した。

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  • 杉井ギサブロー監督の新作『グスコーブドリの伝記』と、細田守監督の新作『おおかみこどもの雨と雪』
  • 初の対談風景(左から)細田守監督と杉井ギサブロー監督
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