ミュージシャンで作家の大槻ケンヂが、『サブカルで食う 就職せず好きなことだけやって生きていく方法』(白夜書房/28日発売)を上梓し、自身が経験した芸能界での浮き沈みを赤裸々に告白している。ロックバンド・筋肉少女帯としてメジャーデビューし、トークを武器にバラエティ番組で活躍した90年代の絶頂期から、徐々に仕事のオファーが減りはじめ、所属事務所が3度倒産するなど、知られざる苦悩の日々を明かしている。 1988年にロックバンド・筋肉少女帯でメジャーデビューし、作家業やタレント、ラジオパーソナリティ、俳優などとマルチな才能を発揮してきた大槻。同書では“サブカル界の第一線”で活躍してきた者として、サブカルへの深い追求からはじまり、バンドブーム全盛期で見えた芸能界の裏舞台、大失敗を転機に変えた「とりあえずやってみる」精神などを全9章にわたって綴っている。
2012/04/28