アメリカで1億5000万ドル（約120億円）を超えるオープニング成績を記録した映画『ハンガー・ゲーム』で、主人公を支える専属スタイリストを演じる歌手のレニー・クラヴィッツのビジュアルが日本で初解禁となった。「強くて、セクシーで、着飾らなくても見事な魅力のある人物を求めていた。生まれれながらにしてロックスター的なカリスマ性を備えたキャラクターだから」との理由から起用されたレニーは、同作で映画出演が2作目。劇中ではアーティストとして培ったオーラを存分に発揮している。

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　全米でシリーズ累計2350万部を突破したベストセラーを映画化した同作。文明崩壊後のアメリカを舞台に、冷酷な支配者たちがかつて反乱を起こした住民たちへの戒めとして、12の居住地区からそれぞれ“ゲーム”に参加する男女2人を選出し、生き残りが最後の1人になるまで戦い続けなくてはならない“ハンガー・ゲーム”を展開する。その模様は全国でテレビ中継され、勝者は巨額の富を得ることができるというサバイバルアクション。

　レニーが演じるシナは、専属スタイリストとして主人公・カットニスをサポート。テレビ中継を意識したスポンサー獲得のためのイメージ作りなど、プロデューサー能力を発揮する。レニーは自身の役柄について「おそらく彼は人としてのカットニスにほれ込んで、単にスタイル面だけではなく、一人の人間として彼女を助けてやりたいと思ったんだろう」と分析しており、映画2作目とは思えない俳優としての顔をみせている。

　3月23日に公開され、初登場週末興行成績は『ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2』『ダークナイト』に次ぎ、全米歴代第3位を記録。興行成績10日間で2億5000万ドルを超え、週末興行成績は3週連続で首位をキープしている。日本では今秋より全国公開。