女優の黒木瞳、木村多江、真矢みきが11日、都内で映画『ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター』の初日舞台あいさつを行った。劇中でロックバンドを結成し、初めてギター＆ボーカルに挑戦した黒木は「機会があればまたバンドをやりたい。歌番組出演？ そうですね」とニッコリ。真矢も「私は初めからやろうと思ってました！」と興奮気味に語り、木村も「次は黒木さんが歌詞を書いて、オリジナルをやってみたい」と夢をふくらませた。

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　同作は作家・五十嵐貴久のベストセラー小説『1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター』を完全映画化した、大人の青春ガールズムービー。それぞれ事情を抱えた崖っぷちアラフォー女性4人が意気投合しロックバンドを結成。さまざまな悩みや日常の閉塞感が漂う中で、4人がロックという夢を通して大切なものに気づき、輝きを取り戻していく姿を描く。

　会場からの歓声に「ありがとー！」と荒い声で応えた黒木は「一度でいいからこんな感じでロックに言ってみたかった」とニッコリ。およそ3ヶ月に及ぶ集中ギターレッスンを「楽器は苦手だったので、苦しかった」と振り返りつつ「ここに立ったら全部吹き飛びました。あきらめないでよかったし、幸せです」と充実感をにじませた。

　この日は共演者で女子ボクシングでロンドン五輪を目指す南海キャンディーズの山崎静代が全日本選手権決勝戦出場のため欠席。山崎から「必ず勝ちます」と決意の手紙が寄せられると、黒木は「本当に勝つイメージでいると思います。姉心でドキドキしてます」。木村も「日本を背負って頑張ってる。お母さんみたいに心配しますね」、真矢は「本当に集中力が素晴らしい。私は勝ってくれると思います」と拳を握りしめていた。

　舞台あいさつにはほかに栗咲寛子、星田良子監督が出席した。