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【オリコン】“毒舌”芥川賞作家・田中慎弥氏の『共喰い』が初登場3位

【ランキング表】
BOOK TOP30 / 文庫 TOP30 / コミック TOP30

 先月『第146回 芥川賞』を受賞し、毒舌ともいえる言動で話題を集めた作家・田中慎弥氏の受賞作『共喰い』(集英社)が、2/6付オリコン“本”ランキングBOOK(総合)部門で3位に初登場した。また、同時受賞の円城塔氏の『道化師の蝶』(講談社)も初登場で51位にランクイン。いずれの作品も“芥川効果”で日の目を見た作品だが、授賞会見の場で「もらっといてやる」と言い放った田中氏のインパクトが、作品の売上げに直結したようだ。

『共喰い』(著・田中慎弥/集英社)

『共喰い』(著・田中慎弥/集英社)

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 『共喰い』は、父親と同じ性癖を受け継いだことに恐れおののく17歳の少年・遠馬を主人公に、性と暴力を描いた作品。5回目のノミネートで悲願の受賞となったが、会見では終始不機嫌な態度で「会見に出席するのはお金がもえらえるから」と発言し、「早く終わりましょう」を連発。候補作に対して酷評を述べた同賞・元選考委員の石原慎太郎都知事に対しても舌戦を繰り広げるなど、エキセントリックな言動がマスコミから注目されていた。

 また、同日に直木賞を受賞した葉室麟氏の『蜩ノ記』(祥伝社)も、総合部門8位に急浮上。前藩主の側室との不義密通の疑いをかけられ山奥に幽閉、10年後の切腹を命じられた主人公・戸田秋谷の気高く、凄絶(せいぜつ)な覚悟を謳い上げた時代小説で、選考委員からは過去にノミネートされた4作品と比べ「これまでにない完成度」と絶賛された。

■調査協力店
旭屋書店、アニメイト、Amazon.co.jp、紀伊國屋書店、くまざわ書店(くまざわ書店/いけだ書店/ACADEMIA)、コミックとらのあな、三省堂書店、三洋堂書店、セブンネットショッピング、TSUTAYA、戸田書店、明屋書店、フタバ図書、ブックスタマ、丸善、漫画全巻ドットコム、未来屋書店(未来屋書店/ミライア/ブックバーン/LE MIRAI/MIRAIYA SHOTEN)、八重洲ブックセンター本店、有隣堂、楽天ブックス、LIBRO、WonderGOO ほか全国書店1717店舗(WEB通販含む)※2010年10月18日付現在(五十音順)

■オリコン“本”ランキング
書籍を販売している全国の書店およびWEB通販の週間売上をもとに全国推定売上部数を算出し順位を確定。「BOOK」「コミック」「文庫」の主要3ランキングと、「新書」「ビジネス書」を毎週木曜日に発表する。今後も月曜日分の売上から翌日曜日分までの売上を週間ランキングとして集計。それらをもとに月間ランキング及び年間ランキングも発表する。

■禁無断複写転載
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  • 『共喰い』(著・田中慎弥/集英社)
  • 『蜩ノ記』(著・葉室麟/祥伝社)

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