俳優の三浦友和らが22日、都内で行われた映画『RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ』（蔵方政俊監督）の完成披露試写会で舞台あいさつに登場。“いい夫婦の日”にちなんで、そのための秘訣が話題になると余貴美子と吉行和子が「相性」と、先ごろ同タイトルの自伝本を出版した三浦を冷やかした。一方の三浦は、照れながら「相性もあるけれど、努力もしないと続かない。何かを努力しているんです。何かはわからないですけどね」と“努力”を訴えていた。

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　登壇したキャストの中で最年少で未婚の中尾明慶にも“いい夫婦の秘訣”についてコメントを求められ、「23歳でわかっている人はいるんですかね。親がいつも同じ内容で喧嘩しているので、そういう喧嘩も大事なのかなぁ」とひねり出していた。

　同作は東日本大震災が起こった翌日の3月12日から富山県内で予定どおり、撮影を敢行。三浦は当時を振り返り、「こんなことをしていていいんだろうかと悩みました。現実に起きたことがすごすぎて、1週間くらいは撮影に集中できなかったというのが真実です。2ヶ月間の撮影の間、皆さんもそうだったと思いますが、われわれも人生について考えたり、生きているとは何だろう、大事なことは何だろうと考えていたことが、この作品に反映され、フィルムに焼きついているんじゃないかと思う」と話していた。

　同作は人生を鉄道になぞらえて描くRAILWAYSシリーズ第2弾。富山地方鉄道を舞台に定年退職という人生の節目に直面し、第2の人生の生き方を模索する鉄道運転士とその妻の物語。富山県内で先行上映中、12月3日（土）より全国で公開される。