「ORICON STYLE」では、『好きなマンガ家』、『好きなマンガ』の「総合編」、「男性編」、「女性編」の各ランキングを発表した。
『好きなマンガ家(総合編)』No.1に輝いたのは、「女の子の気持ちを等身大で表現してるから」など、女の子・女性からの圧倒的な支持を受けた矢沢あい氏。
「『NANA』をきっかけに、彼女の作品を全て読むようになった。どの作品も心理描写が繊細で、登場人物のコトバのひとつひとつに釘づけになる」(東京都/40代女性)、「大人でも楽しめる内容。作品を発表していくごとに大人向きな漫画になっていくので、自分の年齢を重ねるとともに、そのときそのときに合った漫画が読める!」(茨城県/20代社会人女性)など、『NANA』、『Paradise kiss』、『ご近所物語』といった数々の作品を残している彼女への支持は非常に高い。
また、「矢沢さんのマンガは、絵がとても綺麗! オシャレでファッションの参考にもなる」といった、そのセンスがいいという声も挙がった。
2位は、『鉄腕アトム』、『ブラックジャック』、『リボンの騎士』、『火の鳥』など、数ある名作を創出してきた手塚治虫氏。
「生まれた時から手塚マンガに囲まれて育ったので、親のようなもの。また、この人がいなかったら今のマンガやアニメは成立していなかったと思う」(大阪府/40代女性)、「1人だけ選ぶならやはり手塚治虫。ほぼ全てのジャンルを描いたこと、代表作を挙げていくだけで他の漫画家の全作品よりも多いくらいの生産力とその粒揃いさ、そして後世への影響力。やはり偉人です」(神奈川県/30代男性)、「影響をうけていない人はいない位の人だから。私自身、自分の生き方、考え方に大きく影響を受けている」(神奈川県/20代社会人)など、日本マンガ・アニメ史に燦然と輝く巨匠の実績はすでに伝説もの。
3位は同率で、あだち充氏、鳥山明氏がランクイン。
あだち充氏に関しては、「スポーツ漫画を描かせたら一番うまいんじゃないかと思う。恋愛も絡めながら青年時代の心境を共感できる部分が多々あるから」(埼玉県/専・大学生女性)、「作品中の登場人物の微妙な感情の描写や、些細なところの表現が絶妙で、独特の世界観があるから」(宮城県/専・大学生男性)など、多感な時期の心の揺れ具合や人の気持ちの表現など、その機微の描写が好きという声が多く、鳥山明氏に関しては、「その発想力にとても驚きます。洗練されたデザインと、発想豊かな機械・乗り物たちに驚かされます」(東京都/40代女性)、「鳥山さんが描く機械類の細やかさはスゴい!」(千葉県/20代社会人男性)など、奇抜なアイデアと、その確かな技術が好感を得ているようだ。
その他、破天荒な警官・両さんこと両津勘吉の活躍(?)を描く『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の秋本治氏や、バスケットボールマンガの不朽の名作『スラムダンク』などでお馴染みの井上雄彦氏などがランクインした。
ちなみに『好きなマンガ』ランキングでは、「総合編」1位は『スラムダンク』、「男性編」1位は『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、「女性編」1位は『NANA』という結果になった。
(2月3日〜2月6日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の中高校生、専・大学生、20代社会人、30代、40代の男女各100人、計1,000人にインターネット調査したもの)
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